第四十四話
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
け?
「帰る手段がようやく見つかったのですが、それには必要なものが幾つかありまして。それを得るのにはどうしてもグリード・アイランドをプレイしなければならないんですよ」
「そうなん?しかし、ゲームをプレイして手に入るものなん?」
「恐らくは。…これ以上の詮索はして欲しく無いのですが」
「まあ、動機が分ったからいいけど。
ほんなら、あんたらに被害者の救出をお願いしても良いか?本来ならうちらが行きたい所やねんけど…行けないんやろ?」
「ええ」
「ほんなら…」
「ちょっと待って、はやて。まだその念って言う技術が本当にあるかどうかもわからねぇだろ!こいつらが嘘ついているだけかも知れねぇし」
話がまとまりかけた所でヴィータが待ったを掛ける。
ようやく纏まりかけた所に冷や水を差されて俺は少しイラッとして噴出したオーラを攻撃性の意思を込めて対面に向かって拡散させてみた。
「ひっ」
「あっ」
「何これ!」
「うぅっ」
対面にいるはやてさん、なのはさん、フェイトさん、ユーノさんの小さな悲鳴。
「どうしました?主」
「なのは!何かあったのか?」
「はやてちゃん!」
シグナム、ヴィータ、シャマルがはやてさんを心配する声を上げる。
心配された本人たちは両手で自身の体を抱きながら震えている。
「アオ!」
「お兄ちゃん!」
「なのはさん達が可哀想だよ!やめてあげて」
ソラ、なのは、フェイトはそう言って俺を嗜めた。
三人の言葉で興もそがれたことだし俺はオーラの噴出をやめる。
「何をした!」
キッっといつもより吊り上った目をこちらにむけてにらみつけるヴィータ。
「念がどう言ったものかと問われたので、俺のオーラ…生命エネルギーの事ですが、それに攻撃的な指向性を持たせて拡散させただけです。
どうです?凄く嫌な感じがしたでしょう?」
「凄く怖かったわ」
「うん、体中をドロっとしたものに這い回られるような」
「あまり、いい気分では無いかな…」
三者三様の答え。
「生命エネルギーは動物ならば誰もが微弱に垂れ流しているものだから感じるものが有ったようですね」
「……我々はなにも感じなかったのだが?」
シグナムが片膝を着きはやてさんの様子をうかがっていた体勢のまま此方を向き問いかけた。
「念は生命が発するエネルギーです。そう言えば貴方なら分るんじゃないですか?」
「……なるほどな。どうして貴様にはバレたのか聞きたいものだが」
原作知識を知ってますから。
とはいえ、相手のオーラの流れを視覚化すれば自ずと分る。
「念能力は念能力者しかそのエネルギーを例外(具現化系等)もありますが視覚化できません。逆に言
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ