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Fate/staynight/the/crossovermoment
最古の英霊
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ら、緋に見える金髪。イケメンの典型的パターンだな。
「似合ってるな〜凄いね〜」
「・・・褒めてるんですか?」
「ああ、褒めてるよ」
「その口調、その態度から察すると。
余り服装に関心が無い様ですね。マスター―――服装に付いて聞かれた場合、取り敢えず褒めましょう。女性は服装や髪、靴等にこだわります。褒める事を忘れずに、じゃないとモテないよ」
的確な事を言われた。
まぁ、一理有るが。サーヴァントが服装に興味を抱くなんて、初めて知ったぞ。生前は人間だから、服装に関してもある程度の知識は有っても、聖杯戦争の為に召喚された英霊だ。服に興味を示す英霊を初めて見る俺にとっては結構新鮮な気分だ。
「解った、解ったよ。
似合ってる。特に眼鏡―――ナイスオシャレポイント」
取り敢えず褒めてみた。
すると。
「う〜ん。褒め方が微妙だね。
まぁ、希に眼鏡を掛ける奴は結構、カッコイんじゃね? と錯覚するのも世の理ですが。
眼鏡をずっと装着すると逆に安定するデメリット。つまり掛け慣れると眼鏡はオシャレポイントとして扱われないのです。本当に希に眼鏡を掛けているのが、最高のシュチュエーションなのです!
例えば例を上げましょう!
マスター、君の好きな女性が「最近、目が悪くなって眼鏡買ったんだ〜」ハイッマスター!」
うわぁ、無駄に女性役声上手いよ。
アドリブで、疲れないか?
「さぁ! マスター!
眼鏡をカチャ―――どう似合ってるかな?」
「あ、ああ。その、なんだ」
なんて言えば良いんだ?
第一俺は好きな女性なんて居ないぞ? 例えばのシュチュエーションと言っても―――考える。
普通に無難に似合ってるよ? 駄目だ、また文句言われる。
可愛いよ? 駄目だ普通過ぎる。
綺麗だよ? 訳解らん。

「普段の君が一番、可愛いよ」

トレース・オン!
瞬時に投影開始。我流と村雨を構えた。
「ついでに、少し間を置いて。
でも、眼鏡を掛けてる君も可愛いよ。これで完璧だ、だろ?『イレギュラー』」
その声を俺は知っている。
その姿を俺は知っている。
その魔力を俺は知っている。
「―――――師匠」
「久しぶりだな。
斬叶・・・ただいま」
懐かしい声。
師匠の声だ。
「斬叶―――お久しぶりです」
「せ、セイバー!?
お、お前、なんで!?」
前回の聖杯戦争―――当時の師匠の英霊『セイバー』は師匠の隣に立っていた。
矛盾を正す、『アーサー王』が。
「その右手、お前も『マスター』に」
俺の右手―――霊呪の宿った右手。
師匠の右手にも、それらしき物が浮かび上がっていた。
どす黒い塊・・・霊呪の面影が消えた霊呪が。
「なんで、師匠―――貴方が!」
「なんで? なら何故、お前は参加している?
この呪われた聖杯戦争に」
「お、俺
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