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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
三十四話、黒猫の男と激突
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ルックの女の子になった
【「キャラなりっ! アミュレットハートッ!!」】
ご丁寧に名乗ってくれた上に、決めポーズまで取った
ついでに龍也はバリアジャケットを展開した
●○●○
そして現場に到着、そこには×たまが五個あった
「あった!!」
それを見たややは指を指して教える
「やや達は下がってて……あむ、早めに終わらせるよ」
「うん!」
そう言いながら龍也とあむは×たまに向か……
「!? 下がれ!!」
おうとしたが龍也があむを後ろに引きながら、拳を構え、放つ
「樹竜の……覇拳!!!!」
黒いソニックウェーブに。それによりソニックウェーブは霧散した
抉れた地面を残して
「あむ、無事か?」
そう言いながらあむを見る剣也
「う、うん……何?今の……」
「どうやら、×たま浄化されると困るのがいるらしいな」
「正解だ」
その言葉と同時に龍也とあむ、×たまの間に一人の影が降りた
猫耳に尻尾、黒の薄手スーツに右手にクロー
恐らく高校生程で中々の美青年である
「イクト!?」
「知り合いですか?」
龍也の後ろで驚くあむに聞くウィル
「う、うん……」
しかし、イクトは×たまの方を見ている……
「……ちっ、ガラクタか」
その呟きと共に×たまに向けてクローを降りおろ……
「!? 剃!!」
そうとしたが、咄嗟に剣也が間合いを詰めつつ袈裟懸けに棍を振るう
其に対しイクトは回避しつつも右手のクローを使い迎撃しようとするが
「小鬼!!」ガキンッ!!!!
「!?」
式神"小鬼"を出す事で防ぎ
「武天流、"棍突拳・極"」
その言葉と同時に棍を持たない右手がぶれ……
ドパァァァァァン!!!!!!
物凄い音と共にイクトは吹き飛んだ
【イクトッ!!?】
「平気……だ」
そう言いながら立ち上がるイクト
どうやらすぐに後ろに跳んで威力を殺したらしい……
「た、龍也!? あんたなんで「黙れ」ッ!!?」
「あいつ、×たまを壊す気満々だった……おい、お前……」
「……何だ?」
龍也はイクトを見て聞く
「一つ確認……お前、敵か?」
龍也のその一言にイクトが答える
「……だったら?」
その言葉に龍也は……
「決まってる……
叩きのめす!!!」
イクトに向かって走り出す!!!
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