マブラヴ
1003話
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ほんわかとした笑顔を浮かべる四葉に、超包子の店で食べていた客達から合いの手が入る。
「いよっ、さっちゃん。さすが!」
「やっぱりさっちゃんのこれがないとなぁ……」
「俺としては、明日菜ちゃんのチャイナドレス姿の眩しい太股が……」
「チッチッチ。やっぱり明日菜ちゃんのチャイナドレスでのチャームポイントと言ったら、あの豊かに膨らんでる胸だろ。いやまぁ、シャドウミラーの幹部陣には及ばないけど」
「そうそう、明日菜ちゃんってスタイルいいんだよな。俺最近これだけが楽しみでさぁ」
「ふーん。なら口説いてみたらどうだ? もしかしたら万が一があるかもしれないぞ?」
そんな風に客が話している声が聞こえてくる。
恥ずかしくなったのだろう。神楽坂はチャイナドレスの裾や胸元を気にするような仕草をしているが、それが余計に女として開花した艶のようなものすら醸し出す。
ズシン。
不意に聞こえるその音に、超包子の中にいた客達の視線が向けられる。
そこにいたのは四葉。先程までは持っていなかった、身の丈を超える大きさのしゃもじを抱えている。
……何に使うんだ? ああいうの。
――あんたら、女の子にセクハラは禁止だよ――
ビシリと告げたその言葉に、再び周囲はざわめき……何故かどこかほんわかとした気持ちで叱られるという奇妙な雰囲気の中、皆が満足げに笑みを浮かべて食事を済ませる。
尚、俺も肉まんとフカヒレまん、豚角煮まん、カレーまん、ピザまんといった中華饅頭を十分以上に味わうのだった。
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