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流星のロックマン STARDUST BEGINS
精神の奥底
44 赤き断罪者
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いに唇を強く噛んだ。
顔は既に半分泣きそうだ。
だが次の瞬間、流れかけた涙が一気に引っ込んだ。

『ピッピッ…リサ!笹塚!手を貸してくれ!!』

「!?」

リサと笹塚の耳に入った通信機に交信が入ったのだ。
声の主は間違いなくシドウだ。
息切れのようなノイズと後ろから停止を呼びかける隊員たちの怒号が混じっている。
その声だけで状況が目に見えるくらい鮮明に想像できた。

「今何処にいるんすか!?無事ですか!?」
『それが分からないからサポートして欲しいんだ!!』
「どういう意味っすか!?」
『ナビゲートしろ!407実験室という表札が見える!!』

シドウは日常的に研究棟とは無縁の人間だった。
入ってからヨイリーの研究室まで行くくらいのルートしか知らないのだ。
笹塚は先程までの失敗が頭から離れなかったが、それを振り切るように反射的に体が動いた。

「待って下さい…!407実験室っていうのは4階の7番実験室、つまり4階です!そのまま階段を下って!!」

テーブルの上に乗ったリサのノートPCの前のイスに飛び乗る。
何もできなかった自分にできること、それはシドウをサポートすることだけだった。
リサのPCのコンソールには先程、WAXAの防犯システムに侵入した時の手順が残されている。
それ手順かツールを使えば、笹塚のようにクラッキングの技術に関してそこまで詳しくない分析官でも容易に再侵入できるが可能だった。

lisa@lisa-mobile:~$ history

笹塚は一瞬だけリサの方を見る。

「……」
「…ッ!」

操り糸を切られたマリオネットのように崩れたままのリサを見て、笹塚は一度深呼吸をして作業に戻る。
リサがこんな状態になったのは自分が無力だったから、そう思い込めば思い込む程に襲い掛かってくるプレッシャーが自分でも信じられないくらい高速で作業を進めさせる。

lisa@lisa-mobile:~$ ./tools/step-attack4.pl 144.33.19.41 -p 9211 -l /logs/waxa/system.lg
Ok.
#Setting Phase
[+]Setting springboard server 144.33.93.11 …
[+]Connecting to 144.33.93.11…

Complete.

#Attacking Phase
[+]Attacking target 144.33.19.4…

[ ! ] Connection successful!!
[ ! ] Uploading console /usr/bin …

# find -iname “*ctrl*”
./root/security/
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