第二十二話 大庭少佐!作者はスキーで骨折しかけた経験あり!!その十一
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「しかし最後はでごわす」
「勝利を収めた」
「それは我等も同じ」
「最後の最後にですね」
「勝てばいいのですね」
「そうでごわす、この作品の最終回はおいどん達の勝利で終わりでごわす」
尚その予定は未定だ、どういった結末はか作者も決めていない。当然ながら打ち切りも路線変更もまだまだ有り得る。
「そうなるでごわす」
「ではその有終の美を飾る為に」
「今は大義を守り」
「そして、ですね」
「正々堂々と戦うべきですね」
「そうでごわす、では」
ここまで話してだった、西郷は。
二人に微笑んでだ、こうも言った。
「これより滝にあたるでごわす」
「そして己を磨き」
「そうしてですね」
「心を澄み切らせ」
「また世の中に出ましょう」
「そうしようでごわす」
西郷はここで和服を脱ぎ褌一枚になった、大山と桂もだ。この作品は読者サービスもしっかりとしている作品だ。
三人の逞しい男達が裸体で滝にあたる、その清々しいサービスシーンの後に来るものは。
大庭少佐は長野のオリンピック競技場の後でスキーのトレーニングに励んでいた、両足にそれぞれ付けたそれを操り。
白銀の世界の中を颯爽と滑る、そうしてだった。
温泉の中でだ、地元の老人達に言われていた。顔はギリシア彫刻の様に整っており筋肉もやはりそちらの彫刻の様だ。
その彼にだ、全裸の老人達が語る。これも読者サービスだ。
「では少佐、ご武運を」
「勝利を祈っておりますじゃ」
「大義は日帝衆にあります」
「本物の行動に挫折はありません」
「必ずやです」
「少佐が勝たれます」
「有り難うございます」
大庭は老人達に礼儀正しく応えた、無論彼も全裸だ。湯舟の中からもその逞しい下半身がある。見事な筋肉美だ。
「では全力で正々堂々と向かい」
「はい、勝たれてです」
「日帝衆の正義を世界に見せて下さい」
「皆少佐を応援しています」
「ひいては日帝衆を」
わかりました、では陛下と皆さんにです」
日本の国家元首である天皇陛下と老人達即ち日本国民達にというのだ。
「私の戦う姿を見せます」
「では今は」
「こうしてですね」
「まずは清めます」
心身共にというのだ。
「そして鍛錬の疲れも癒します」
「この温泉の中で」
「そうされますね」
「そしてです」
心身を清め身体の疲れも癒してというのだ。
「六甲に赴きます」
「その決戦の場にですね」
「行かれてですね」
「勝ちます」
必ず、というのだ。
「そうしてきます」
「では戻られた時は」
「その時はです」
「ささやかですがわし等で宴を用意しておきます」
「少佐の勝利を祝う」
「かたじけないです」
老人達の心遣いに痛み入っている言葉だった。
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