リサーナ
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ゴメンね・・・」
「全て女王様の威厳を演出するための猿芝居・・・本当に申し訳ない」
そういって謝るのはナディと・・・一夜さん!?・・・のネコ?
「たくさんの不運と民や人間に対する虚勢が、あなたを苦しめてしまった・・・
いいえ、6年前、卵を取り上げたすべての家族を不幸にしてしまった」
シャゴットの言葉に、エクシードたちはざわめき出す。
「だから私はあなたに剣を渡したのです。悪いのはエクシードすべてじゃない。私一人です」
シャゴットは申し訳なさそうに言うけど・・・それって違うよな?
「ノォォォォ!!メェェェェェン!!」
「それは違いますよ!!女王様!!」
「女王様の行動は全部、私たちのことを思ってのこと!!」
「俺たちだって自分たちの存在を過信してた訳だし・・・」
「せっかくアースランドに来たんだからさ!!」
「6年前に避難させた子供たちを探しましょう!!」
エクシードたちはそういって空に舞い上がる。
「おお!!僕たちにも新しい目標ができたぞ!!」
「今度は人間と仲良くしよう!!」
「新しい始まりなんだー!!」
「切り替え早っ!!」
「ははっ、前向きな奴等だな」
笑顔で言うエクシードたちを見て、俺とナツさんは思ったことを言う。
「みんな・・・」
それを聞いたシャゴットは肩の荷が降りたのか、涙をうっすらと浮かべている。
「いいわ。認めてあげる」
「シャルル・・・」
シャゴットはシャルルに認めてもらえ、笑顔を見せる。
「でも、なんで私にあんたと同じ力があるわけ?」
「ど・・・どうしてかしらね・・・」
「ゴホッゴホッ」
「えーと・・・その・・・」
「いい天気じゃのぉ・・・」
「お腹すいたのぉ・・・」
「なんか怪しいわね」
シャルルの質問にシャゴットや長老たちは目を反らす。
いや・・・どう考えても遺伝だろ?シャルルって意外と鈍いんだな。
「ねぇおじさん」
「あ?」
その間に、ハッピーはさっき女王に文句を言っていた白いエクシードのところへ行っている。
「女王様とシャルルってなんか似てない?」
「そうかい?」
二人はそういって右手を上げる・・・ん?
「あい!ホラ・・・動きとか」
「動きだぁ?」
またも同じポーズをする二人・・・
「ホラ!あの辺とか」
「かー!!どの辺だよ!!」
「クスクス」
そんな二人の様子を見て、白いエクシードと一緒にいた青いエクシードが手を口に当てて笑っている。
あの二人・・・ハッピーの両親か!?ハッピー!!気づけ!!シャルルのことはもういいから!!
「いいな〜、家族・・・」
「な〜に?家族が恋しいの〜?子猫ちゃん」
「あ?さっきのおばさん〜!!」
「お姉さ
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