第四十三話
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あ、なのはとフェイトが驚いている。
「グリードアイランド…」
なにやら衝撃を受けたような表情で呟くユーノさん。
隣のなのはさんも同様だ。
「でもでも!グリードアイランドって言うゲームがどういったゲームかは分らないけれど、ゲームの景品だったら何とかなるんじゃないの?」
なのはよ、何とかって何だ?
ゲームの景品だからこそ、プレミアが付いたりして付加価値が高かったりするんだぞ?
それに問題はそこじゃない。
「景品と言ってもUFOキャッチャーみたいな感じじゃ無いの!クリア報酬」
「そんなに難しいゲームなんだ?」
今度はフェイトからの質問。
「ゲームも難しいけれど、それ以前にそのゲームを手に入れないといけないの!それにこの世界にあるかも分らない」
それに時代も。
あのゲームは中の人間がリアルに年を重ねるゲームだ。
確かに魔女の若返り薬とかあるから寿命は延びるだろうが…
それでも100年続くゲームだとは思わない。
「あ、そっか…その本を書いた人って何百年も前の人だものね…あれ?じゃあ何でお兄ちゃんはそれがゲームの景品だって知っているの?」
なのはが問いかけてきた。
「…うーん。まあ、ぶっちゃけ、やった事があるからかな。……何故だろう、今更ながらジンに殺意が湧いてきたよ、ソラ」
「アオ…まあでも、なのはやフェイト、母さんに久遠に会えたのもジンのおかげでもあるし……でも確かに少しムッっとするけれど」
数々の無理難題。テストプレイ中は何度死に掛けた事か。
まあ、あの経験があるからこそ、その後の世界でも戦えているのだから感謝すべきなのかもしれないけれど…
「ジンって誰?…っていうかお兄ちゃん達はやった事があるんだ」
「まあ、ね」
どんなゲームか応えようとした俺の言葉をさえぎる様になのはさんが叫んだ。
「っあの!」
その声にビクッとなりながらも皆がなのはさんに向き直る。
俺たちの視線が全て自分に向いた事に少し動揺しながらも言葉を続ける。
「あなた達はそのグリードアイランドって言うゲームを知っているの!?」
「は?」
なのはの表情は真剣だった。
「……ええ、まあ。知ってますよ」
「どんなゲームか教えてくれない?」
「…その前になんでそんなに険しい顔をしてまで知りたいんですか?」
「……それは…」
一瞬答えるのをためらった後答えた。
「今日の任務、本来ならばウチの担当じゃ無かったはずなんだけど、内容がちょっと特殊で…憑依型のロストロギアの疑いがあると言われてわたしたちが回収と、事件解決を命じられたんだけど…」
そう前置きをしてなのはさんは語る。
「事件が起きた
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