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リリなのinボクらの太陽サーガ
試練
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? ひ、ひやぁぁ〜!!!?」

「うぉっほっほ! いきなり目の前ですっぽんぽんのサービスシーンや! この世の天国が今見えたで、いやっほぅ〜!!」

「ああっ!? まさかこのタイミングで“ドレス・ブレイク”が発動してしまうなんて!? ご、ごめんなさい〜!!」

「同じ自分なのに、最後の去り際になんてことをするんだぁ〜!!?」

「もう一人のリインフォース、マジグッジョブや!!」

この世界から私の存在が消える直前、最後に見えたのは素っ裸になって真っ赤な顔で蹲る“私”と、イイ笑顔でこちらにサムズアップを向ける“はやて”の姿であり、辺りの空気は別の意味で混沌としていた。

なんかもう、色んな意味で申し訳なくて、こんな事をしてしまった自分が恥ずかしかった。あぁ、もしこの世界がまやかしでは無く本当に存在する並行世界だったとしたら、彼女達に変な影響を残していないか……それが心残りだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・

〜〜Side of サバタ〜〜

ネロが試練の門に挑み、彼女は数分もしない内に戻ってきたが、何故か顔を赤らめながら俯いていた。何があったのかと訊いてみれば、「別に……ちょっと最後にミスしただけ……」と返された。なんかネロの様子から触れて欲しくない雰囲気だったので、これ以上は追求しない事にした。

「とにかくこれで試練の門はクリアしたんだ。先に進もう」

「そうは言うがユーノ、またトラップにかかるのだけはごめんだぞ」

「私も……また串刺しにされるなんて嫌だよ……」

『もし同じような仕掛けがあったら、今度はシャロンの代わりに私がやるよ。私もアクーナの民なんだから、条件はクリアできるもの』

「まぁ……試練の門が他にもあったら、私がまた行くから……。攻略法を知っている私が行った方が都合も良いはず……」

「そんな憔悴した様子で言われて、はいそうですか、と言うとでも思ったか? 次は俺が先頭を行く、異論は認めん」

少々強引に説得……というか決定する事で反論させる間もなく、俺が先陣を切る事にした。これまでは一歩引いた位置で見守ろうと思っていたのだが、こいつらに任せておくと色んな意味で危なっかしくて見ていられない。トラップは世紀末世界で何度も突破してきた、経験ならそれなりに積んである。こういう場所を進むなら俺が前を行った方がうってつけだろう。

[やっぱりお兄さんは後ろにいるより、自分で動く方が性に合ってるよね! ボクと同じでさ!]

「……はぁ」

俺の行動原理をレヴィと一緒にされるのはあまり認めたくないが……残念なことに何も間違っていないんだよな。普段はアレなのに、時々レヴィは物事の道理などをすっ飛ばして真理を突くから、俺でも舌を巻く事がある。

それはそれとして試練の門を
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