第27話 妖精の戦士たち、守護者に挑む
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
遠くから飛んで来たリズが布で包んだ何かをキリトに向って投げた。受け取ったキリトは驚きを隠せなかった
「これは……!?」
布の中には二本の剣があった。一本は黒い刃の剣、もう一本は薄青い刃の剣……SAO時代のキリトの愛剣だったエリシュデータとダークリパルサーだった。それを手に取るとキリトは不敵に笑った。
「重い………相変わらず良い剣だ!」
二本の片手剣を構え、キリトはガーディアンを見る。
「ソウジ、お前はリズを連れて、脱出しろ」
「は?何言って…」
「この混戦の中、リズ一人返す訳には行かないだろ?だから…」
キリトがソウジに頼もうとしている最中、リズは拳を強く握り締め、キリトの左頬を狙って
「たの」
「こんのぉぉぉぉっ…!」
叩き込んだ
「ぶうううううううううううううううっ!?」
「バカちんがああああああああああああああっ!!」
腰が入ったリズのストレートパンチで殴られたキリトはそのまま壁まで飛ばされた。それを見ていたソウジはこう評した
「いいパンチだよリズちゃん。あれなら世界を狙えるよ!」
「ありがとソウジ!」
「いやいやいやいや!!ソウジさん!?何ふつうにスルーしてるんですか!?」
お兄ちゃーん!と叫びながらキリトの元へ飛んでいくリーファ。その間にリズはキリト以外のメンバー全員に向かって叫んだ
「ほら!アンタ達の武器も全部フル回復だけじゃなくバージョンアップさせたんだからね!」
そう言いながらリズは仲間たちに新調した武具を投げ渡した
「「「「「っ!!」」」」」
リズが新調した武器を掴んだ瞬間、一同は己が握る武器の強力さを覚えた。圧倒的な攻撃力と耐久値、その手になじむ感触。その全てが最高値と言える代物だった
「サンキュー リズ!おかげでもうひと暴れ出来るぜ!!」
「キリトの邪魔をした落とし前、たっぷり着けさせてもらうぜ!!」
タカトラとクラインが新調された刀でガーディアンを斬り裂き
「せっかくリズ君が研いでくれた刀…その切れ味がいか程か見せていただきましょう!」
ヤマナミも剣客として燃え上がったのか、ガーディアンの群れに突っ込み、一気に斬り捨てて行った
「私も負けません!ピナ!行くよ!!」
「きゅあっ!」
シリカは相棒のピナと共にガーディアンを翻弄し、同士討ちを誘い、タイミングを狙ってカウンター攻撃を繰り返す
「それじゃ、僕はリズちゃんに寄って来るガーディアン駆除といこうかな?」
「そ、ソウジ!?何恥かしいセリフを言ってんのよ!!」
リズの反論を聞き流しながらソウジはリズの後ろから襲ってくるガーディアンを問答無用で斬り捨てた
「リズちゃんは何処か
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ