第27話 妖精の戦士たち、守護者に挑む
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のまま一気に上に……っ!」
「?……クライン?」
突然言葉を切らしたクラインに疑問を感じた仲間たちが上を見上げると全員が顔色を青くした。何故なら
「いこう………ぜ〜〜…………」
クラインの呟きと共に視界全体に存在する無数の窓から大量にガーディアンが生み出された。その数は数えるのも馬鹿らしくなるくらいだった。その数にレコンやシリカは圧倒され、一瞬怯む。
しかしキリトは病室で横になってるアスナの姿を思い出し、剣を再び強く握り締める。そして再び上を目指して上昇する。
そんなキリトを見てタカトラはヤレヤレと溜め息を吐きながら続いた
「たくっ…!オレ達の大将は負けず嫌いだな…」
「そうゆうタカトラだって似たもんだろ?」
「リーダー…」
タカトラとクラインがどう攻めるか悩んでいると事態は急変した。ガーディアンの群れが先程まで攻撃してきたキリト達だけを襲っていたが回復に専念していたリーファ達に剣を向けて襲ってきた。
すると、急にガーディアンはリーファたちに刃を向けた。
「きゅあっ!?」
「そんな…!どうしてこっちに!?」
「驚いてる暇はないよシリカちゃん!」
何とかガーディアンに応戦するリーファ達だが多勢に無勢……
「…………っ!」
するとレコンは覚悟を決めたような顔で自らガーディアンが最も密集してる空間へ飛んだ
「何してるのレコン!早く戻って!!」
戻るように声を上げるリーファだがレコンの耳には入らなかった。そしてレコンは呪文を唱えた。ALOでは最も禁忌とされている呪文を…魔法陣が展開され、魔法陣はいくつかの陣を作りは回転し、巨大な球体を作った。
剣と魔法…どちらもすでに習得していたヤマナミはレコンが唱えている呪文が何なのかすぐに察したため止めに入った
「待ちなさいレコン君!その呪文は……!」
ヤマナミが言い切る前に巨大な音と閃光を放った。すると空中を覆いかぶさってたガーディアンの大群の壁に巨大な穴が空き、その中央には小さな緑色のリメインライトがあった。
クラインは焦った顔でヤマナミに聞いた
「ヤマナミさん!今レコンは何を…!」
「………自爆魔法です」
「なっ!?」
「しかもこれだけの威力なら、相当な死亡罰則もあるはず…………!」
「あの、馬鹿が…!」
ヤマナミは悔しそうに顔を歪め、ソウジは僅かに悪態をついた。キリトを含めて全員が悲痛な顔になるがタカトラが気を引き締めて再び戦場を駆けた
「キリト!悲しんでる場合じゃないぞ!!」
「!!」
「あいつが自分の命をかけて作った道を無駄にするな!突破するぞ!」
「………………ああっ!!」
キリトとタカトラを先頭に
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