マブラヴ
1002話
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、36人。
実に1VS36という戦いな訳だ。
色々と人数差が多すぎる戦いではあるが、このくらいの性能差はしっかりと見せておいた方がいいしな。
レイにしても、原作通りに操縦センスに関して一級品なのは、この前行ったシミュレータでの対戦で理解している。
まぁ、そもそもがクルーゼと同一人物だって時点で、パイロット技能に優れているのは殆ど確定しているんだけどな。
……けど、ムウとレイの関係って考えるまでもなく複雑だよな。SEED世界の戦争で宿命のライバルだった自分の父親のクローンを保護者として引き取り、共に暮らしている。血縁関係だけで考えれば、関係が完全に逆転している親子という訳だ。
更にそこにはムウの恋人のナタルが同棲している訳で……色々な意味で複雑極まりない人間関係となっている。
それでもムウ自身はレイの事を自分が保護者……あるいは息子として認識しているらしく、いたって仲のいい3人といった具合なんだが。
ムウにしてみても、最初はレイに対してクルーゼの――正確にはアルダ・フラガの――クローンだというのに思うところはあった筈だ。
レイの方もレイの方で、クルーゼの仇とかそういう目ではなく、純粋に父親代わりとして慕っている様子が見える。
……まぁ、もしクルーゼの仇云々って言うのなら、それはムウじゃなくて俺に向けられるんだろうが。
だがレイはそんなのは既に気にしていないとばかりに、オーブでの学校生活を楽しんでいた。原作通りにシンが友人になり、そしてシンの妹のマユといい雰囲気で、アウルやスティング達とも関係が良好らしい。
ステラにいたっては、親友のシンの恋人という扱いだからどう接していいのか分からないらしいが。
ともあれ、そんな複雑な人間関係であるにも関わらず、ムウは親馬鹿に近い感じになっている訳だ。
親馬鹿であって馬鹿親じゃないというのはせめてもの救いか。
「どっちが勝つと思う?」
そう尋ねれば、ムウは当然という風に断言する。
「そりゃレイだろ。機体のスペック的にも、純粋な技量的にもレイの方が圧倒しているし。……ただ、もしもレイが苦戦するとすれば、それは経験によるものだろうな」
「確かにその点では劣っているか」
本人の資質や高度な訓練トレーニングにより、レイ自身の操縦技術はかなり高い。それこそ、アウルやスティングとの間にある差を急速に縮めていく程度には。
だが、相手はこのマブラヴ世界で生き残ってきた百戦錬磨のベテランパイロットだ。純粋に経験という点においては、レイよりも遙かに上を行く。
「けど、それでもレイが勝つのは間違いないんだろ?」
「当然だ。何てったって、俺が鍛えてきたんだからな。家でもきっちりと戦い方を教えてきたし、ナタルからも色々と教わってたみたいだな。他にもレイの友
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