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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
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なスバルを見て隣の席に座っていたティアナが思わず呟いた。
「毎度毎度その居眠りぐせをどうにか出来ないの………?」
「だって桐谷兄が寝る子は育つって!ほらちゃんと育ってるでしょ?」
そう言って同い年の子達の中では大きい胸を張るスバル。
「バカな事言ってないの!!このままじゃアンタだけ卒業できないわよ?」
「ええっ!?でもいざとなったらティーダ先生に頼むもん!!」
「兄さんはあんなんでも教師なの!!、そんな事したらトーレさんに殺されるし、私も許さないわ」
「友達を助ける気持ちは無いの!?」
「私は厳しくしつけるの」
「私ペット!?」
「もういい加減静かにしろ馬鹿もん!!!」
そんなこんなで訓練学校は相変わらず騒がしいのだった………
『全くスバルには困ったものよ………』
「寝る子は育つって確かに言ったけど、まさかそう解釈したとはな………」
そんな会話をする桐谷。
高校に入り、昼休み。
中庭の木陰で桐谷と食事中に、桐谷は同じく昼休みのギンガの通信に出て話していた。
流石にディスプレイを展開しては周りを驚かせてしまうので電話の様に話だけだが、俺はそっちのけで結構虚しい………
「はぁ………星、ライ、夜美………」
「元気出してください………私のせんべいあげますから………」
「ありがとう………」
「って言うか何でせんべい所持?」
せんべいを持っている団子頭の小柄な女の子、彼女は植川雅。小学3年生の時に同じクラスだったらしくその後転校し、こっちにやって来たらしいのだが全然覚えていない。
そして突っ込んだ男が吉井明人。温厚な性格で誰とでも簡単に馴染める様な奴で、以前星達がいた中学の元クラスメートでもある。
4月、清々しく高校デビューを果たした俺達だったが、まさかのクラスは俺だけ別。星達はA組、俺達がB組、フェリア、アリサ、すずかがC組とみんなバラバラになった。俺のクラスで知っている奴は桐谷だけと中々先が思いやられる組み合わせだったのだが、それでも世間は広いのか間接的に接点がある人がおり、何だかんだ仲良くなっていた。
まあそれだけではなく、こっちの事情に多少突っ込ませてしまったのもあるのだが………
「でも零治君、そんなに寂しいの?家でも一緒なのに………」
「………まあ寂しいかと言われたらそうでも無いけど………ねぇ?」
「いや、僕に聞かれても………」
「何か物足りないんだよな………」
「役不足でごめんなさい………私のマシュマロあげるから………」
「今度はマシュマロ?」
「ポテチがいい?」
「いやそうじゃなくて………」
「分かった、きな粉餅だね!!和風なお菓子が好きなんだ零治君」
「いや、飯食ったばかりで食えないって」
「零治君、分か
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