八話
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〜〜♪」
私はコテージ裏の湖に足を浸りながら歌を歌っていた……私が大好きな歌手の……大好きな歌を……
「あら、良い歌声ですわね」
「!」
後ろから声が聞こえてくる……振り向くと……ピンク色の髪に白いドレスのような服を着た女性が歩いてくる……
「お隣、よろしいですか?」
「え……ぁぅ…」
女性が聞いてくるが私はいつも通り、声が出せなくてなんとか、頷くと女性は「では、失礼します」と、言って私の隣に座る
「自己紹介がまだでしたね。私はラクス・クラインですわ」
「…………マヤ・ヤマトです」
私たちは名前を交わす………あれ?…ラクス・クラインって……ラクス様?
「……ら、ラクス様?」
「わたくしのことはラクスとお呼びください」
「……ぁぅ………すみません」
「謝らないでください、わたくしが様付けで呼ばれるのは苦手なだけですわ。マヤさんにはなんの悪気も無かったんですから」
「……はい」
この時、私はラクス様と何処かであった気がした……もし、会ってるなら養成所に入る前……記憶を消される前の私だと思う
「マヤさん、わたくしたちが出合ったのは何かしら意味があるとわたくしは思います。ですから、一曲歌いませんか?」
「………いいんですか?」
「はい、わたくしからお願いいたしますわ」
「………わかりました」
私はラクスさんのお願いを……一緒に歌うことに少し舞い上がった。
そして、私は一度深呼吸するとラクスさんと同時に私の大好きなラクスさんの歌………Fields of hopeを歌う
【Fields of hope〜】
「ご一緒できて良かったですわ」
「私も……一緒に歌えてよかったです」
歌い終わると私は自然とラクスさんと握手をしていた。
すると、ラクスさんの後ろ道に止まっている車からクラクションが鳴らされ、ラクスさんは車に軽く手を振ってから私の方を見てくる。
「残念ですわね……マヤさんとはもっとお話したかったのですが……時間のようですわ……」
「そう………ですか……私も…もう少し……お話したかったです……」
私はこのとき初めて『また会いたい』と思っていた。
「また、会えますわ。その時にもっとお話出来ますわ」
「またですか………そうですね……またがあれば……お話したいです……」
私は『また』と聞くと暗い顔をしてしまった。
「大丈夫ですわ。わたくしたちは近い将来に会えますわ。」
私が暗い顔をしているとラクスさんが《《この先を》》知っているかのように微笑みながら言ってきた。
「?」
私はラクスさんが言ってきたことがわからなかっ
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