45復讐の炎
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◇いのり
「それじゃあ僕の番だよね?」
ヤマトの笑顔は身内に見せるのと敵に見せるのと二つあり、敵に見せる笑顔は相手を完封なきに潰す、恐怖の笑顔………
「死なないでね?」
そう言うとヤマトは一瞬でカテレアの前に移動してお腹を殴る。
「かぁ……………」
その一回でカテレアは気絶してしまう
「いのり、何発見えた?」
「………三十発」
ヤマトはあの一回で私が見えたので三十発殴っていた。カテレアが飛ばないのはカテレアに何かしていたとおもう。
「…………弱い……弱すぎる……」
「お前が強すぎるだけだ」
城鐘がヤマトにツッコミを入れる。確かにヤマトが強すぎるだけで、普通の上級悪魔ならこの程度……
「それもそうか………ジェラール」
「なんだ?」
「外を蹴散らしてきて。そこらの魔法使いなら、お前でも十分のはずだ」
「了解した」
ヤマトが城鐘に指示を出すと城鐘は転移魔法陣を経由して運動場に出て行く。
「彼一人で大丈夫なのか?」
「ああ、そこらの魔法使いには負けることはないよ。元聖十大魔導なんだからね」
「聖十大魔導?」
聞き覚えのない、単語にその場のほぼ全員が頭を傾げる。
「ここから遠く離れた土地にある国には聖十大魔導と呼ばれる十人の魔法使いがいる。彼はそれのひとりだったのだよ」
確かに………城鐘惠がいた、アースランドはここから遠くにある………でも、ここから行くことはどうやってもできない……次元が違うのだから……
『ヤマト、すまないが、そちらにひとり、転移してしまった。処理を頼む』
「了解した」
ヤマトに通信が入って切れたと同時に魔法陣が展開され、フードを被った敵がひとりで現れる。
「はじめましてだな。オレを地獄に落とした奴等よ」
声からして男の敵はフードを取り顔があらわになる。その、顔に見覚えがあった、ギャスパーを除いたグレモリー眷属とシトリー眷属、イリナは驚いてしまう。
「……兵藤 一誠…」
「その通り、俺は駒王学園の二年兵藤一誠だ。堕天使に殺され、悪魔に転生したが記憶と力を奪われ人間に戻された、兵藤一誠だ!」
こいつ………記憶が戻ってる……
「その、元転生悪魔が何のようだ?復讐か?」
「その通りだ!俺のすべてを壊した、その女と貴様になぁ!」
兵藤一誠(笑)は私とヤマトを指さしてくる
「やめておけ、貴様ごとき分もかからないぞ?」
「………弱い」
「ふん、わかっている。今回は挨拶しにきただけだ。次会ったら殺してやるから覚悟しておけよ?」
兵藤一誠(笑)はそのまま、転移して消えた。
「兵藤一誠………記憶が戻っていた………これから、大変そう……」
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