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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
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こんどは迷わず、即答する十六夜。そして続けられたのは。

「俺は仲間を守り、弱者を守り、そして無関係なやつらには飛び火させずに・・・敵の全てをぶっ飛ばす。それが、俺の目指す場所だ」
「それはまた・・・俺なんかとは比べ物にならないくらい立派な考えだな」

自分にとって大切だと思うものでなければ、心の底から守ろうと思えないほどに偏っている一輝。だからこそ、こうしてはっきりと言ってしまえる十六夜を少しだけまぶしく感じた。

「それなら、今のお前におすすめの技が、一族に伝えられてる中にある。それこそ、汚い、姑息、卑怯者、とか言われかねない系統のものだけどな」
「・・・それは、どんなものだ?」
「一番早いのは、自分の目で見て、自分の体で体感することだな。つっても、俺も全部使えるってだけで得意なわけじゃねえんだけど」

そう言いながら一輝が取り出したのは、真っ黒なロングコート。それを着てから腕や肩などを少し抑え、その他にも色々なものを十六夜が確認できない速度で取り出しては服の中に取り付けていく。

「まあそれでも、使えるし十分実用できるレベルにはあるからさ・・・鬼道流暗術、暗伎、暗殺技の数々。とりあえずその身で味わえ」

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