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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
バイバイエドラス
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ルの胸ぐらを掴みながら聞く。ウェンディが止めようとしたが、エドシリルは自分でガジルさんの手を払って話す。

「正しくはわからん・・・ただ、おそらくはジェラールがアニマを逆展開させたのでないだろうか?」
「アニマを逆展開!?」
「そうすっとどうなるんだ?」

ナツさんの質問にエドシリルは頭をかきながら答える。

「エドラス全ての魔力を、アースランドに送ることになる。つまり、この世界から魔力がなくなる」

俺たちはエドシリルの言ったことに驚く。すると、今度は王都の方から一人のエクシードが飛んでくる。

「みんなー!!」
「? 誰だ?」
「あれは、私たちをエクスタリアでかばってくれた・・・」
「ナディ・・・だっけ?」

ナディは俺たちの前に血相を変えてやってくる。ナディはなぜか手を振りながら俺たちに話始める。

「た、大変なんだ!!王都でリリーとエドラスの王子がアニマを逆展開させて・・・」
「やはりな・・・ただ、どうやって事態を収拾するつもりだ?こんな状況じゃ、住民は皆落ち着いて話を聞くこともできんだろう」

エドシリルの言う通りだよ・・・魔力を消したら、国民たちはみんな混乱してしまうに決まってる。ジェラールだってそんなことぐらいわかっているはずなのに・・・

「実は、二人は“悪役”と“英雄”というのを使って、民をまとめようとしてるんだよ!」
「悪役と英雄?」

俺がおうむ返しすると、ナディはうなずく。

「魔力を奪った悪を、国民たちの前で英雄が処刑するんだ!!そして・・・その英雄がこの世界の王になるんだって!!
それで・・・悪役を王子がやって、英雄をリリーがやろうとしてるんだけど・・・」

俺たちはそれを聞いて固まってしまう。処刑?つまり、ジェラールが死ぬってこと?

「そんなのダメだ!!」
「そうよ!!ジェラールが・・・死んじゃうなんて・・・」
「ミストガンのやろう・・・初めっからそのつもりだったのか!?」
「誰かが死ぬなんて・・・んなの作戦でもなんでもねぇだろ!!」
「ジェラールにしては、どうしようもない愚策を思い付いたものだな」

俺たちは全員その作戦に納得できない。だけど・・・だからと言って俺たちに何か策があるのか・・・あ!!

「エドシリル!!お前なら何か作戦が思いつくんじゃ・・・」
「バカが。んな簡単に思い付くわけ・・・」
「あるぞ」
「「「「あるんかい(ですか)!!」」」」

思わず突っ込んでしまう俺たち。だったら最初からそれを言え!!

「どうすりゃいいんだ!!」
「私たちにも何かできますか!?」

ナツさんとウェンディがエドシリルに詰め寄る。

「むしろ・・・君たちにしかできないのだよ。だから俺はこの作戦が使えなかったのだ」

俺たち
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