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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
オマケ
志真埜雪乃の憂鬱
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す手に重ねる左手。それだけでワタシは幸せだったのです、本当に。でも、幸せは長くは続かないものです。それが自分にとって大事なものであるほど。
ある日、おじさんに呼び出された時にはその幸せが崩れ落ちるとは思いませんでした。
「雪乃。優理が好きって本当か?」
「…………おじさま。どこからそれを?」
「君の友達の男の子達がそう言っていた」
顔から血の気が引きました。ついにバレてしまったと思いました。そう思ったら、居ても立っても居られずその場を逃げ出しました。後ろから聞こえるおじさんの声が怒声に聞こえてーー
「………」
一日じゅう走り回り、気づけば知らない街を彷徨ってました。トボトボと歩いているワタシの肩をトントンと誰かが叩きます。振り返ると髪の毛を色とりどりに染めた感じの悪い青年達が立っていました。
「ねぇ、君。もしかして、家出?良かったら、お兄さんが泊めてあげようか?」
「えぇ〜、ズル〜。俺も俺も、お前ん家泊まる」
「じゃあ、決定。お前ん家に今すぐレッツゴー!!君もね」
嫌がるワタシを青年達はニコニコ笑いながら、その青年の家へと連れ込みます。そのあとは皆さんの想像通りの事をされました。無理矢理、ベッドへ押し倒され 強引に行為を結びました。青年達から解放されたのはその日から一週間が過ぎた頃です。その出来事から男性恐怖症になったワタシは満足に学校にも通えなくなりました。部屋にこもるワタシを誰より心配してくれたのは優理様だったのです。
「雪乃?少しご飯食べませんか?もう三週間ほどご飯食べてないでしょう」
「………」
「雪乃、私の事を嫌いになりましたか?」
「………なんで。なんで、貴女はいつも自分のことばかりなんですの!!」
「雪乃」
「ワタシの事なんでほっとけばいいじゃないですの。貴女にとっては汚らわしい存在なんでしょう。ワタシなんて」
「…………」
優理様がその場を立ち去ったのは分かりました。ワタシはその場にへたり込みます。そして、膝を抱えて 落ち込むのです。好きな人になんて態度を取ってしまったのかと。落ち込むワタシの背後で再度ドアが叩かれます。そして、好きな人の優しい声。
「雪乃?まだ寝てませんか?聞いて欲しいことがあるんです。ここを開けてくれませんか?」
立ち上がり、半ばヤケクソでそのドアのカギを開けます。優理様がワタシを見て、微笑みます。そして、ドアに鍵を閉めるとテーブルに手を持ったものを置くと突然ワタシを抱きしめます。驚きとパニックで彼女を引き剥がそうとするワタシを更に強い力で抱きしめてくれる優理様。そして、耳元で囁くのです。
「雪乃、私も貴女が好きです。付き合ってくれませんか?」
「えっ………」
ポロポロと涙が無意識に流
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