暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
私は貴女に謝りたいんです!早優
[1/7]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
「………なんで、此処にいるの?お姉ちゃん」
少女は私を睨む。その少女の傍らにはあの狐が座っていた。
「一夏っていう人とののさんっていう人は此処には居ないよ」
「知ってますよ。私のフリして、二人をアリーナの近くにある空き教室に隠れさせたんでしょう?」
「………」
少女が押し黙るのを見て、ふっと笑うと私は続ける。
「図星ですね」
「なら、なんでーー」
「貴女に謝るためです。早優」
私の言葉に固まる少女。少女の傍らにいた狐は主を守ろうと前に進み出て、威嚇を私にする。それに構わず、私は言葉を続ける。
「貴女に謝りたいんです、ずっと。貴女には理不尽な生活を送らせてしまった。私を憎むのは仕方ないです、私はそれくらいの事を貴女にしたんだから」
「……あなたは本当にあのお姉ちゃんなの?記憶喪失なんじゃあ……」
「色々有ったんですよ。貴女にこうして会うまでに」
「……」
【早優。騙されてはいけません、彼女は私たちを惑わそうとしてるかもしれない】
「金狐」
私は少女の前にいる狐を睨む。狐も負けずに私を睨みつける。
「……貴女ですか?早優を騙しているのは?その差し金は誰ですか?」
【何故、貴女に言わなくていけないの?】
「そうですか。なら、賭け事をしませんか?」
【賭け事?】
「えぇ。早優が私に全力で攻撃をするんです、その間私は彼女に攻撃をしません。普通なら倒れますよね?でも、早優が攻撃出来なくなるまで私が立っていたらどう思います?私の思いが熱意が彼女に伝わるでしょうか?」
私の提案に即座に反応したのは銀狼だった。私の着物の袖口を掴み、自分の方へクイクイと引っ張る。
【おい、優里。何を考えているだよ、お前という奴はっ!!】
(何ですか?銀狼)
【何ですか?じゃあ無いだろう、お前今は生身なんだぞ。もし、お前が死んでしまったら一番悲しみのはあの少年なんだぞ。分かってるのか?優里】
(少年って、シャルは。女の子ですよ)
【俺には少年だ。そんな事はどうでもいい、こんな馬鹿げた賭けはやめるんだ】
私は肩を竦めると銀狼に向き直る。
(銀狼も見たでしょう。このままでは早優はあの男にいいように使われてしまう。それが私のどの最期より惨かったこと、貴方も知っているはずです。銀狼)
【いや、しかし】
(あぁ、もう。うるさいですね)
私は清風明月を解くとISも解いてしまう。そして、待機形態に戻った銀狼をギュッと握る。
【ISを解除するなんて、バカですか。貴女は?】
「お好きに呼んで下さい。それに最初から生身で早優の攻撃を受けるつもりだったので」
【死ぬ気なの?貴女は?】
「死んでも構いません
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ