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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
突然の襲撃
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』
「はい、分かりました」
私はシャルにはかなわないな〜と苦笑すると電話を切ろうとした。その時だった、シャルの後ろから足音が聞こえる。そして、微かに聞こえる懐かしい声。
『デュノア、電話してるのは那珂か?』
『えっ、はい』
『ちょっと、貸してくれないか?すまんな。優里、聞こえてるか?』
「千冬お姉ちゃん?」
何故か焦った声で私に話しかける千冬お姉ちゃん。その声はいつもの鬼教師の織斑先生ではなく、私のよく知っている優しくも厳しい千冬お姉ちゃんだった。
(でも、この感じ……)
『あぁ、わたしだ。優里、そっちに一夏は居ないか?』
「一夏ですか?もう、数時間前に別れましたけど帰ってないんですか?」
『あぁ、アリーナを全部回ってみたが何処にも居なかった。もしかしたら、そっちに居るかもしれないと思ってな』
(……もしかしてっ!)
「千冬お姉ちゃん。すいません、電話切ります」
『おい、優里?どうしーー』
私は電話を切り、辺りを見渡す。
(くそっ。こんな時になんで丸いものが無いんですかっ)
「……疾風迅雷」
(無事でいて下さい。ののさん、一夏)
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