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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
突然の襲撃
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…」
「お姉ちゃん、本当に一人で来たんだ〜」
「だから、ののさんを渡して下さい」
肩で息をしながら、早優という名の少女を睨みつけるが 少女はケラケラと笑うだけで涼しい顔だ。その少女を睨みながら、銀狼を展開する。鬼切を早優に向ける。少女もISを展開する。
「残念だけど、ののさんとやらはここには居ないよ?お姉ちゃん」
「?」
「だから、暫く わたしと遊んでいってよ」
そう言うと少女は切りかかってくる。それを鬼切で受け止めてから、素早く反撃する。
「よっと。お姉ちゃん、反応速度が落ちてない?」
「うるさいですねっ。ちょこまかと……」
「ちょこまかしないと、お姉ちゃんには勝てないからね」
少女は笑いながら、私の攻撃をかわしていく。その間にも少女はカウンター攻撃を仕掛けて、その分かりやすい攻撃を受けるということは私はまだまだ未熟者なのだろう。
(銀狼を使い切れてない……)
「っ!ここは」
「あれ?お姉ちゃん、逃げちゃうの?」
そう言って笑った少女の顔を私は忘れない。歪んだ笑顔をーー。
(……。彼女はもう……)
「……私はっ。私のせいで、私の大切な人が傷つくのが許せないです。だから、貴女が私の大切な人を傷つけるのなら……私は貴女を倒します。どんな手を使っても……」
「怖いな〜、お姉ちゃん」
私は少女に斬りかかる。大切な人を守るためにーー。
???
「………っ。はぁ……、なんとか……」
(倒せましたね。でも……)
今まで戦っていた少女はあのISが作り出した幻想だったらしく、本物はいつも間にか居なくなっていた。私は舌打ちをして、ののさん探しを再開しようとした時だった。私の携帯がなっていることに気付いたのは。携帯を開き、そこに表示された名前に眉をひそめる。耳を近づけると愛しい声が聞こえてきた。
「はい。もしもし」
『あっ、優里?何処に居るの?なかなか、帰ってこないから心配してたんだよ』
「すみません、シャル。もう少し帰るの遅くなりそうです、なかなか用事が終わらなくて」
『うん、分かったけど。優里、また変なことに首を突っ込んでないよね?』
「どっ、どうしてですか?」
シャルの言葉が図星だったので、声が裏返ってしまう。それを敏感に感じたシャルは心配そうな声に変わって、私を心配する。
『あっ、声が裏返ってる……。優里、危険な事をしたら嫌だよ?』
「……分かってますよ。心配症ですね、シャルは」
『むぅ〜。優里が自分の身考えずに危険な事をするからだよ。僕がそれで何回心配したと思うの?』
「………そうですね。その、怪我はしないように帰りますから」
『うん、約束だよ。優里。夕食までには帰ってきてね
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