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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
爆弾発言
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仲直り?をした後、私達はベッドの上でごろごろしていた。シャルの膝の上に乗せられて、後ろから抱きしめられる。本来は逆なのだが、私ーーいや、俺は身長が低いから仕方ないだろう。大人しくシャルのなすままになってみると案外心地よい。しかし、時々背中に柔らかい感触が当たるのが悩ましいところだ。

「そういえば、シャル。なんであんなに怒っていたんですか?」

「……優里が志真埜さんばっかり相手するから……」

「あれは相手しないと付け上がる人なんです。中学生と時から有る事無い事 周りに言いふらして、私がどんな目にあったことか……」

「優里も大変だったんだね。僕はその頃にはお母さんが亡くなっちゃったから」

「……」

「あっ、そんな顔しなくてもいいよ。今の僕には優里が居るんだし、優里には僕すごく甘えてるだよ?」

「………そうなんですか?私の方が甘えてると思うんですが」

「甘えてるよ。お父さんと一緒に暮らしている時はほとんど笑顔とか作らなかったもの。毎日毎日、男性の仕草や言い方を練習させられて、終わったら大人しく別館に帰る日々。退屈で薄暗い部屋で膝抱えて、ずっと泣いてた事もあるよ。その時、ずっと考えてた。なんで、僕生まれてきたんだろうって。でもね。今は、お父さんとミラさん、お母さんの想いが分かったからあの辛かった日々もいい思い出だなって思うだよ?だって、お父さん達がこんな作戦考えてなかったら、僕は生まれてこなかったかもしれない。もしかしたら、僕と優里は出会えなかったかもしれない。それに、僕。あの頃からみると僕ってこんなに表情や態度に出ちゃう人なんて思わなかった。それに気付かせてくれたのが優里。僕の分からないとこ、たくさん教えてくれてありがとう、優里。大好きだよ」

「ちょっ。シャル、そんなに強く抱きしめないで下さいっ」

「それにこんなに小ちゃくて可愛いなんて優里はズルイよ〜」

「頬をスリスリしないで下さい。ののさんですか、貴女は。それに小さい言わないでくださいっ」

「可愛いは正義だよ?」

「どこのアニメですか!?可愛いければなんでも許させるなんてありえませんからねっ」

「そうかな?優里は真面目すぎるんだよ〜」

「優等生のシャルが言いますか……?はぁ……」

「ねぇ。優里?」

(なんでしょう。この切り出し方といい、デジャヴ?)

「優里ってその、本当に放置プレイが好きなの?」

「ぶぅ!?」

(やっぱり〜〜)

「げほげほ。なんでいきなりそんな事を聞くんですか?」

「だって、志真埜さんと優里が話してたから……。僕も優里が好きなら頑張ろうかな?っと思って」

「大丈夫ですから。好きでもなんでもないですから、あの人が勝手に言ってるだけです」

「そっか〜」

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