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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
初めてのケンカ
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から心配だったんだ。本当、良かった」
「優里と一夏って幼馴染なんだよね?」
「うーん、幼馴染っていうか?家族に近いかな?」
「………家族…」
一夏は射撃訓練を開始するが僕はどうにも身が入らない。
???
「シャル……ごめんなさい。これでいいでしょうか?」
「優里?何、ブツブツ言ってるの?」
「キャア!!ってシャル?」
「うん」
私はシャルの前に立つ。頭を下げる。
「シャル、ごめんなさいっ」
「……」
「その……やっぱりダメですか?私、シャルと仲直りしたくて」
「ぷっ、ふふふ。優里、大丈夫だよ。僕、もう怒ってないから」
「本当ですか?」
「本当、本当」
顔を上げるとシャルが優しい表情に戻っていた。そればかりか、私を抱きしめておでこにキスをしてくれる。たちまち、頬を染める私を見て、笑うシャルは幸せそうでこちらも嬉しくなる。
(あぁ、時間なんて止まってしまえばいいのに。……ふっ。馬鹿ですね、そんなこと出来ないって知ってるのに。それに私は運命に任せるって決めたじゃないですか。だから……)
シャルにお返しと抱きついて、長めのキスをする。
(今はこの大切な人と過ごせるこの時間を大切にしよう)
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