暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
オマケ
僕の気持ちと不思議な夢
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「……ルっ。…ャルっ、……て下さい。早く……ないと……ずらしちゃいますよ?」
「……んぅ?」
目をゆっくり開くと同時に近づいてくる恋人の顔。ポカーンとしていると頬や唇に触れる柔らかい感触。それの正体に気づいた時には顔を真っ赤にして、恋人を突き飛ばしていた。ベッドから転げ落ち、向かい側のベッドに頭をぶつける恋人は頭を押さえて立ち上がるとまた懲りずに近づいてくる。
「起きたっ!!起きたからっ!!」
「ちぇ。起きちゃいましたか……」
「ねぇ。さっき、ちぇって言ったよね?ねぇ?」
「言ってませんよ。それよりシャルが私よりお寝坊さんなんて珍しいですよね?」
「無理矢理、話変えてきたね……。おはよう、優里」
僕はベッドに座っている僕の恋人ーー那珂優里に挨拶をした。すると優里は僕に近づいて、おでこにチュっとするとニコッと笑って
「おはようございます」
と言った。
???
付き合ってまだ一週間も経ってないのだが、優里が初めて会った時より心を開いてくれてることはわかる。けど、部屋に帰った途端、突然甘えん坊になったりキス魔になるのだけはやめてほしい。別にキスされるのが嫌いとか頼りにされるのが嫌いというわけではなくて。それに僕も大切にされてると思うけど、優里の行動が所々僕の限界ラインを超えている気がする。
(僕の羞恥心を煽るんだよな……)
「はぁ……」
「どうしました、シャル?手を繋いで。私の元気、シャルにあげましょうか?」
そう言って満面の笑顔で手を差し出す優里。僕はというと場所が場所なので沈黙のちお断りした。
「……………。…………うんうん。大丈夫、大丈夫だから」
「本当ですか?顔色が悪いですよ?」
(それは君のせいだよ)
優里の顔を見つめて、はぁ〜とため息をつく。優里はトボトボ歩く僕の横を楽しそうに歩く。
(二人の時に大胆になってくれるのはいいけど、もっと場所や僕の気持ちに気を使って欲しいなぁ……)
???
【ごめんね。また貴女を泣かせてしまいました。そして、また死んじゃってごめんなさい】
(どういう意味なんだろう……)
正面を向くと大好物の稲荷定食をほうばっている優里が上目遣いで僕を見つめ返す。僕は優里の蒼い瞳を見つめながら、夢の中の女の子について考えていた。
(あの子、優里に似てた。いや、同一人物だよね?あの吸い込まれそうな蒼い瞳をしている人に優里以外、僕は会ったことがない。なら何故、優里は“小学生くらい”だったんだろう?それに僕は小学生の頃の優里に会ったことがあるのだろうか?いや、ない。だって、僕はその頃お母さんとあの家で暮らしていたんだから。なら何故、あの場所に僕がーー)
「もう。シャルっ、聞いてい
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