暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
オマケ
僕の気持ちと不思議な夢
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僕は不思議な所に立っていた。見たことのない橋の上に立っていて、でもその橋から見る景色が何故か懐かしい気がする。辺りがオレンジ色に染まっているということは夕方なのだろうか?辺りを物珍しそうに眺めていると目の前が突然真っ白く染まる。
【ここは……?】
『なんで来てしまったんですか?私は貴方をーー』
【えっ?】
声が聞こえ、前を見ると麦わら帽子を深く被った少女が立っていた。その少女は白いワンピースを着ていて、顔は麦わら帽子の淵で見えなかった。少女の黒髪は艶やかで夕日に照らされて、茶色に輝いた。彼女は胸元に光っている銀色の指輪を握ると僕の方を見つめる。
(あれ?この黒髪……どこかで……)
後ろから足音が聞こえて、後ろを振り向くと僕は驚きのあまり目を丸くする。
(……えっ?)
少女を止めようと右手を伸ばすのは濃い金髪を丁寧に三つ編みにして後ろに束ねていて、中性的な顔つきの少年だった。少年が着ている服が所々擦り切れていることとスボンに泥が付いていることから何度も転んだり危険なところを通り抜けてきたのだろう。そして、何かを必死に叫んでいる。少女の声と違い、此方の少年の声は聞き取れない。だが、一つだけ言えるのは少年が少女に何かやめるように説得してるということだ。
『○○〜!!○○〜!!』
少年が必死に右手を伸ばすが少女は首を横に振るだけで、一向に手を握ろうとしない。少女の麦わら帽子が風に飛ばされたーー麦わら帽子に隠れていた彼女の素顔にまた驚く。
(優……里………?)
少年を見つめる蒼い瞳は間違え様がない。
(えっ……なんで……。僕と優里……昔会ってたの……?)
『優里っ!!○○○をこっちに渡して!!』
『……。こうしないと貴方が○○でしまいます、私は見たくないんです』
少女達の会話より少女の右手に握られている物に目を奪われた。少女に近き、その右手の物を奪おうとするが上手くいかない。ううん、上手くいかないんじゃない。少女からそれを奪えないのだ、だって僕は透けているから。
『ごめんなさい、○○○。ありがとう、ずっと○○○だった」
『○○〜〜〜〜ッッッ!!!』
少年の悲鳴が聞こえた瞬間からスローモーションだった。
彼女が右手に持った短剣を自分のお腹に突き刺す。
白いワンピースにシミを付けて行く紅。
少女は力なく前のめりに倒れる。
そんな少女の周りに水たまりを作っていく紅。
少女は最後の力を振り絞って、仰向けになると突き刺さったままの短剣を抜くと自分の首筋へ。
そんなのが断片的に目に映って、思わず目を塞ぎたくなる。でも、少女が何故か最後少年の方ではなく。僕の方へと向いた、そして何かを呟くと。
???
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