暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
那珂優里を怒らせたら、どうなるか分かってますよね?
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ルブル震える足をひこずり、今まさに箒にトドメを刺そうとしているシャルを後ろから抱きしめる。

「はなせ!!僕に触るんじゃない!!」

「離しません!!」

暴れるシャルを此方に向ける、ギュッと抱きしめながら。私は耳元で呟くのだったーー

「シャル。一度しか言わないのでしっかり聞いてて下さいね。私はシャルがーー」

???

最初はただ倒さないといけない敵だと思った僕から大切な人を奪う憎らしい敵だと。でも、その引き込まれそうな蒼に僕の何かが揺れた。白色のISの操縦者にキスをしている時には心の奥がチクチクとなった。
でも、僕は知っていたのかもしれない。彼女こそが僕の好きな人だと。
僕に居場所をくれて、親と仲直りさせてくれて、守ってくれて。そして、とても可愛くて。

「ーー好きです」

だって、そんな単純な言葉が涙が出るほど嬉しいんだからーー。
強く抱きしめてくれるぬくもりを僕も抱きしめてながら、耳元で呟く。

「僕も……僕も好きだよ。優里……」


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