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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
謎のIS 金狐
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た。
どうして、僕の眠りを妨げるの……?僕は君のこと……
【シャル……】
やめて。その呼び名で呼ばないで、僕はもう少し寝ていたい。
ぼやけた視界の中、彼女は振り返る。そして、僕を見るとふわっと笑うのだった。僕に右手を差し出しながら、何かを一生懸命話している。
【シャル……、起きて下さい……】
僕の目の前まで歩いてきた彼女は僕を下から覗き込むように上目遣いで見つめた。その綺麗なーー引き込まれる蒼に僕は息を飲む。でも、僕の理性が彼女の声に耳を貸すなっと言っている。
でも……、僕は彼女の事を……。
「……優…里?」
「そうですよ?シャル……金狐、かかったみたいだね」
【えぇ、彼が私の呼びかけに応じてくれないから。びっくりしたけどね】
わたしは金狐の黄金の毛並みを撫でながら、虚ろな瞳の少年ーーシャルル・デュノアに手を伸ばす。
「さぁ、行きましょう?わたし達の敵を倒すんです」
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