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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
似たもの同士
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???
私は窓から視線を社長に戻すと社長は変な顔をしていた。
「なるほど。彼女は……あの子は元気にしてるかい?」
「?はい。元気ですよ?」
私の問いには答えてないが社長は笑うと悲しそうな顔をした。
「本当はわたしもシャルロットにあんなことをさせたくなかったんだ。しかし、いつの間にかわたしも彼女から逃げていたんだな。ありがとう……君のおかげで彼女の謝れそうだよ。しかし、ミラにどう説明しようか?」
「ミラ……?」
「私の妻だよ。あの子を『この泥棒猫の娘が!!』って叩いたっていう。君もあの子からおおよそのことは聞いているのだろう?このデュノア社が危機に陥っているって事をね?」
「えぇ、まぁ」
社長は立ち上がると私を手招きする。
「今日は私の家に泊まるといい。シャルロットの小さい頃の写真を見せてあげよう、と言っても少ししかないんだけどね」
???
「優里、大丈夫かな……」
洗濯物を干しながら、思わず溜息が出てしまう。思い出すのは優里が突然、『シャル。私、旅行行ってきます』と言った日だ。
『優里、ちゃんとご飯食べなくちゃダメだよ?』
僕は優里に服を渡しながら、心配そうに優里を見つめるが優里はそんな僕の気持ちなどお構いなしで着々と準備を進めていく。そして、僕を見るとプッと吹き出す。
『大丈夫ですよ、シャル。本当、シャルは心配性ですね』
『違うよ。僕が心配性じゃなくて、優里がダラズなんだよ』
『……シャルはもしかして……私に喧嘩うってます?』
『うってないよっ!!』
僕は至って真面目に、優里の事が心配で。だって、優里は朝あんなに弱いのに……。もし……、電車で寝過ごして変な所に行ってしまったらとか嫌な想像ばかり頭によぎる。しかし、優里はそんな僕の心配を見抜いているようで。
『電車では寝ないようにします。朝も……頑張って起きます……っ。だから、そんなに心配しないでください。私はシャルの方が心配なんですから。あんな変態が居るのにシャルを一人で置いていくのは、かなり苦痛の選択だったんですよ?』
『僕は大丈夫だよ』
『その大丈夫が心配なんですが……』
苦笑を浮かべる優里はふと思い出したようにポケットに手を突っ込む。そして、綺麗にトッピングされた小さな包みを僕の掌に置くと頬を赤く染めて横を向く。僕はというとどうしていいか分からず、そんな優里と包みを交互に見ると優里がチラッと僕を見て開けるように言う。
『………優里?』
『その……お守りみたいなもの……です』
『うん。開けていい?』
『どうぞ。ご自由に』
『何それ』
優里の顔に似合わない無愛想な言い分に頬を膨らませながら、開けるとそこにあったのはー
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