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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
似たもの同士
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「うわぁ〜、大きいですね〜」
私は前に聳え立つ白を基調にしたビルを見上げて、驚愕するがすぐに顔を戻すを表情を引き締める。そして、続けて深呼吸。
(ここに……あの人が……)
???
「社長にお客様が」
「今行く」
わたしは机に山積みになった書類に目を通すと席を立つ。あとちょっとだ、それよりお客様を待たせたらいけないだろう。そう思い、客間に足を踏み入れるとそこに居たのは以外、可愛らしい人形めいた少女だった。コーヒーに砂糖をこれでもかというほど入れている。その量に驚いて、まだ入れようとする彼女の手を掴む。
「君、そんなにも入れたら。病気になってしまうぞ」
私の言葉に下を向いていた少女が上を向く。そして、更なる驚きをわたしに与えるのだった。彼女は肩まで伸びた黒髪をお下げにしている。そして、わたしを見つめる。その大きな蒼い瞳ーーその潤んだ瞳は今まで見たことないほど綺麗で、見るもの全てを惹きつける。暫く、ぼぅーと彼女の瞳に見とれていると
「その……手を離して頂いてもいいでしょうか……?」
「はっ!?すまない」
そう言われ、パッと手を離すと少女は立ち上がり、わたしに向かい合う。
「お忙しいのにわざわざ時間を空けてもらってありがとうございます」
ペコリと頭を下げる少女にこちらもペコリと頭を下げる。
「那珂優里って言います。日本から来ました」
日本という言葉に眉をピクッとさせる。彼はーー彼女は元気にしてるだろうか?とふとと遠い異国にいる人物に思いを寄せる。
「今日、社長を呼んだのは娘さんの事で相談があって」
「!?」
今、まさに思いを寄せていた人物を指摘され、わたしを硬直させる。少女はそんなわたしの心情などお構いなしに話を進めていく。
「いや。待ってくれ、立ったままでは疲れるだろう。座って話そう」
「……そうですね」
那珂優里と名乗った少女の後にわたしも腰掛ける。那珂優里は砂糖をたっぷり入れたコーヒーを美味しそうに飲むとわたしを見る。
「シャルロット・デュノアって名前に見覚えありますよね?」
「あぁ」
彼女は綺麗な瞳に色々な感情を含ませて、わたしを睨むとコーヒーを飲み干す。
「社長はどうして。シャルロットさんにあんなことをさせたんですか?」
「あんなこととは?」
「白を切るつもりですか?……私はどうしても貴方みたいな優しい人がシャルロットさんにあんな酷い事をするとは思えないんです」
「……」
那珂優里はわたしから視線を外すと窓の外を見る。その仕草があの人と重なり、わたしは頭の中で彼女との出会いを思い浮かべる。
???
窓から差し込む光にキラキラと光る彼女の濃い金髪。窓を見つめる瞳は薄い青色でわたし
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