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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
じゃあシャルのこと頼みますね
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しっしっと手で追い払うと少し頬を朱色に染めて
「………そんなに見たいなら、私が見せてあげますよ。だから、早くご飯を食べてください」
「うん」
優里から箸を受け取り、ご飯を食べ始めた。
???
「たく。お父様は油断も隙も有りませんね」
「なんの話だい?優ちゃん」
「白を切るつもりですか?」
私は父にあるお願いをしようと父の部屋を訪れた。障子を上げると父は銀淵メガネを外して、本を読んでいた。
「ボクはシャルロット君と優ちゃんの仲を深めようとね……」
「白々しいですね。シャルをいやらしい目で見てたでしょう?」
「優ちゃんこそ、何を言ってるんだい?」
まだ白を切るらしい父にトドメを指す。
「言いましたよね?シャルロットにもし変な事したら、まず動けないようにしてからジワリジワリ苦しめながら殺すと」
「言ったがね……本気じゃないよね?優ちゃん?」
「それが実現するかどうかは今後のお父様の言葉次第ですね」
「すいません」
父が素早く土下座をした。その様子に毎度ながら呆れる。おでこに畳の後が付くんじゃないかぐらい強く頭を擦り付けるのでもういいと言って、頭を上げさせる。
「悪いと思っているんなら、私のお願い聞いてくれませんか?」
「えっ?」
???
「ということでISを作ってくれませんか?お父様」
パッパッと要点だけを言って、お願いすると父も理解したのだろう。いつものふざけた顔を消して、銀淵メガネを掛け直す。
「まぁ、優ちゃんの頼みなら。なんでも叶えるけどね、ボクは……。でも、そっちはどうするの?こっちが済んでもそっちが済まないとダメでしょう?」
「大丈夫です。明日、そっち行くので」
「そう、気をつけてね。相手は意外と手強いかも」
「はい。気を引き締めて、行ってきます……ので、シャルロットの事。よろしくお願いします」
「あぁ、任せろ。優ちゃんの代わりは出来ないけど優ちゃんが帰ってくるまでは守って見せるから」
父が拳を強く握りしめる。その拳に拳をぶつけて、二人で自然と笑い声が漏れる。
???
「では、行ってきますね。シャル、お父様に気をつけてくださいね。変なことされそうになったら、ISを起動して殴ってもいいですから」
「うん、心配しなくても大丈夫だよ」
シャルと父に見送られながら、私はある場所へと向かった。
私はどうしても会わないといけないだ。あの人にーー
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