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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
あのクソじじぃ
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…って。鍵!?)

「えーーー。優里?ダメだよ!!鍵しめちゃ。外にまだ人が居るんだから」

「そうだぞ。優ちゃん。シャルロット君ももっと言ってやってくれ」

優里の背中がピクリと動く。僕は声がする方へ顔を上げると天井に着いている丸窓からあの男性がロープで降りてくる所だった。そのまま、ゆっくりと降りると僕らの横に立つ。ドアに顔を向けたままの優里は小声で

「くそ。間に合わなかったか……!!それにしても天井の窓を開けているとは……」

「………」

「本当、本当に酷いよ。優ちゃん」

優里は振り返ると男性の近くに立っていた僕を自分の方へ引っ張る。自分の背中に隠れるように腕で僕を誘導しながら、男性と会話する。

「なんで帰ってきたんですか?」

「本当酷いな、優ちゃん〜。それはここがボクの家だからだよ」

「あんたみたいな変態。シャルロットには有害だから、暫く帰って来れないようにいつもより長く飛ばしたのに」

「本当酷いな〜、優ちゃん〜」

(………酷いな、優里。いつもよりって、コントロールいいな……)

「俺はともかく、もしシャルロットに手を出したら。あんたを暫く動けないようにしてジワリジワリと殺してやるからな」

(怖っ!?怖いよ、優里。でも、それくらい思ってくれてるんだ……)

「怖いな〜、そんな事しないよ〜。ねぇ?シャルロット君?」

「ふぇ!?そ、そうですね……僕もそうしてもらえると嬉しいです」

突然、ふられた僕はあたふたとしながらも答えられた。そうしないと好きな人が殺人犯として牢屋に行きかねない。僕は本当にそうなるかもしれないこの空気に不安を感じる。

「まぁ、あんたが大人しくしてくれるんならいいだ。シャル、ご飯しましょう」

「うん。あっ、これからよろしくお願いします。待ってて、優里」

優里はスタスタと歩いて行ってしまう。男性の方へ頭から下げて、優里を追いかける。残された男性はというと

「うーん?あの二人は脈ありか?あの優ちゃんがね……これは楽しくなりそうだ」

ニコニコと笑いながら、二人の後を歩いて追いかけた。


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