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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
突然の敵襲
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「更識さんのISの色って私と同じ銀なんですね」

「………そう、だね……」

私は横に立つ小柄な女子生徒を見る。彼女は私のISをじっくりと見ている、彼女と組んで3日経つ。彼女は私の対戦相手をしてくれたりと優しい。本当に裏があるんだろうか?

「じゃあ、そろそろ上がりますか?」

「………うん」

??

先輩は私と話す時、決まってこの四つのフレーズを使う。それも悲しそうな顔をして。

『簪ちゃんは私に勝ちたいの……』

『私が優秀過ぎるから……』

『そんな事気にしなくていいのにね』

『あの子に力になってあげて』

「はぁ〜」

私は白い天井を見つめながら、ため息をつく。あの姉妹を仲直りさせるのは至難の技みたいだ。
(なんか、大変な事に首を突っ込んじゃったかな)
トントン。キィーとドアが開き、シャルが入ってくる。
シャルはベットに寝転がっている私を見ると顔を赤らめる。そして、私を指さすとブンブンとその手を揺らす。動揺が溢れ出たようだ。

「もう??優里??シャツ一枚でベットに横になっちゃいけないって言ってるでしょ!!」

「言いましたけど、トランクスってパンツみたいなものじゃないんですか?」

「違うよっ!!全く違う!!だから、スボン履いて」

「そんなに焦らなくても私は構いませんよ?」

「僕が構うの!!」

「分かりましたよ〜」

「もう……」

(何をそんなに焦る必要があるんでしょう)
私はスボンを履きながら、そんな事を考える。

?????

真っ暗い部屋の中、一人の人影がパソコンの画面を見ていた。そこには一人の少女が映っていた。黒髪だが少し茶色っけが多い髪をお下げに結んで、魅力的な蒼い大きな瞳が此方を見つめている。その写真の斜め上に表示された名前には那珂優里と書かれていた。

「………那珂優里……」

人影はニヤっと笑うとパソコンを閉じた。

?????

「では、専用機持ちトーナメント戦を開催します〜」

更識先輩がそう言うと周りの生徒が歓声を上げる。その歓声の中、私は妙な視線を感じて周りを見渡すがもちろん誰もいない。安心して前を向くと突然、サイレンが鳴る。続けて、織斑先生の声がする。

『学園内に侵入者が入った。専用機持ちは生徒を安全な所まで誘導をお願いする』

「優里っ」

「ええ、行きましょう」

??

私は銀狼を展開するとシャルと一緒に生徒の誘導を開始する。一夏たちも他の所で誘導しているらしく、ここにいる専用機持ちは私とシャルで更識先輩も居たんだが、他の所から援護を頼まれたやらなんやらで忙しく去って行った。

「くっ!気炎万丈!!」

全身が赤いオーラで包まれる。そして、敵を切って行く。その戦
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