暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
妹を助けろって……無理でしょう……
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ってた……」
そう言われ、更識さんが指差す方へ向くとののさんと同じ匂いがする人たちがこちらを見てニヤニヤしていた。
(…………)
そろ〜と更識さんに視線を戻すとさっき見た光景を消そうと頑張る。
「まぁ、一晩考えてみてください。それからでもいいですから」
「………」
「では、また」
私は振り返ると手を振りながら、帰っていく。
??
【那珂優里】と書かれたその申込書を私は眺めながら、いつものようにアニメを見ていた。灯りを消した部屋の中、布団をかぶり 小さなテレビでお気に入りのヒーローアニメを見る。それが私の日課だったのだが今日はそれにこの申込書が加わった。
(…………那珂、……優……里……)
その名前はもちろん知っていた。
ーー不思議なISを使う異色の転校生やら和風コスプレ少女とか噂は絶えず。最近ではファンクラブも出来たらしく、あの織斑一夏やシャルル・デュノアとは違う意味で注目されている人物だろう。
(それに……)
転校して間も無くの時、専用機持ちにして中国候補生の凰鈴音とイギリス候補生のセシリア・オルコットを破ったという。そして、ラウラ・ボーデヴィッヒが暴走した時に食い止めたあの技はこの学園一の攻撃力を持つと教師などで囁かれている。そのISと彼女が繰り出す技は今までのISでは見たことが無く、そのISを作ったのは自分の父親。しかもコアから。そして、何より身体を張って相手を守る姿に多くの生徒が心惹かれたらしく。そんな理由の為、情熱的なファンが多いのだろう。
ところで、そんな有名人の彼女が何故自分を相手に選ぶ理由がわからない。組む相手にも困ってないはず、なのに……何故?
「はぁ……」
知らぬ間に溜息が出ていたらしい。テレビの電源を消して、目をつむる。
考えても仕方ないかぁ……寝よ。
??
(あぁ〜ぁ。優里に断られちゃった……)
僕はトボトボと廊下を歩く。その廊下の先、ドタバタと足音が聞こえる。顔を上げると視線の先に廊下をものすごいスピードで走っていく優里と一夏。その後を箒、セシリア、鈴、ラウラがISを展開して追いかける。って………
(優里!?)
えっ?なんで、さっき僕と別れたばっかりじゃあ……。もしかして……。
嫌な考えが頭をよぎる。
まぁ、とりあえず。優里達を追い掛けようか。
??
「一夏!貴様、私と組むのではないのか?もしかして、またシャルルと組むのか!?」
「なんですって!?」
「箒も鈴も何か勘違いしている!!俺は優里にお願いしようとしてただけだ」
「また。優里さんですの」
「まぁ、嫁は私と組むに決まっているがな」
「ごめんなさい。ラウラさん、私もう相手決めてるんです」
「なんだと!?優里
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ