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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
生徒会長って……
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シャル……今、なんて……?」
「何でもないって言ったのッ!!」
ピク。
(まぁ……、本人がなんでも無いって言うだから……無いんでしょう……)
でも、そんなに怒らなくても……。頬を膨らませる私はシャルを睨んだ。
「じゃあ、終わらせます……かぁ……」
ふら〜と揺れる視界。
「スキありよ?優里ちゃん?」
「優里?」
(しまった!シャルに集中して、後方を注意を向けてなかったのは私の方だ………)
力がなくなった私は地面へと落ちて、そのまま意識を失った。意識を失う前に銀狼の声とシャルの声が聞こえた。
二人とも心配そうな声だったけど……。
「優里ッ!!」
『おい、優里ッ!』
(すいません、二人とも。私、負けたみたいです)
???
「更識」
「これで私の勝ちですよね?」
「いや、なぁ……」
織斑先生が困ってる……。
僕は生徒会長の峰打ちで気絶した優里を背負って、保健室へ行こうとしたところをみんなに止められ ここに居るというわけだ。一夏も放心状態から治ったみたいで、今は何故こうなった?みたいな顔をして僕を見ている。僕も知らないんだけど……。
「更識、貴様 最初から居なかっただろう?」
すると生徒会長はニコッと笑うと手に持っている扇を開く。そこには何故か“勘違い”と書かれていた。
「いやですね。最初から居ましたよ?巻き戻して見ます?」
「………」
???
「すまん。まさか、あんな隅に静かに居たとは……」
「いいんですよ。というわけで、優里ちゃんが起きたら 伝えておいてください」
ふふふふふと楽しそうに笑いながら去る生徒会長。それを見送る僕はとても複雑な気持ちだった。
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