第6話 襲撃
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何事か!!」
象二郎は酔いも吹き飛び、着流しのまま仁王立ちした。そばには磯子が震えていた。
「俗が潜入いたしました」
象二郎に従っていた使用人が血相を変えて飛び込んできた。
「なんだと、何人だ」
象二郎は状況を把握したかった。
「二人と聞いております。その二人はものすごく強く護衛の者たちが・・・・・」
使用人は恐怖に顔をひきつらせて答えた。
「磯子!!」
象二郎は腰を抜かし震えている妻の肩を揺らした。が、磯子の顔からは血の気が引き目の焦点が定まっていない。
「しっかりせんか!!」
象二郎は二発磯子の頬を平手で張った。
「だ、旦那さま」
ようやく気を取り戻した磯子は象二郎を見つめた。
「磯子、よく聞け。父母そして子供たちを安全な場所へ逃がせ」
象二郎は刀を腰に差し磯子に言った。
「わ、わかりました」
磯子は脱兎のごとく部屋を飛び出して行った。
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