マブラヴ
1001話
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れないが、門世界……いわゆるファンタジー世界の出身だ。
当然常識の類が大きく違う為、例え変装させてもボロを出す可能性が非常に高いだろう。
もっとも、その辺に関してはこのままホワイトスターで暮らして行けばそのうち身につくだろうが、今はまだ自然の中で落ち着くまで暮らして貰いたい。
かと言って、頭部に目立つヘルメットを被っている量産型Wで人に話を聞くタイプの情報収集をする訳にもいかない。
そんな事をすれば、俺達シャドウミラーが情報を集めているというのをあからさまに示す事になる。
まぁ、相手にプレッシャーを与えるという意味でならいいのかもしれないが。
ともあれ、そんな理由からシャドウミラーとしては人に聞き込んでの情報収集という意味では弱い。
こういう時にネギま世界の3-Aの面々がいれば、かなり便利なんだろう。
パパラッチとか、忍者とか。
「向こうにしてみれば、こっちに情報を漏らさないって意味では最適の手段を取ってきたな」
「ええ。アフリカ連合や中東連合、国連軍なんかにも情報提供を要請しているけど、恭順派や難民解放戦線の手が間に入って情報を加工されないとも限らないしね。そっちはそっちで、どこから手が入っているのかを調べる為には重要なんだけど」
「即効性は期待出来ない、か」
その言葉に、微かに眉を顰めつつも頷くエザリア。
にしても、伝書鳩とかを使うか。今までそういう手段に出てきた相手はいなかった事を考えると、向こうにも頭の柔らかい奴がいるのは事実か。
テロリストの中に頭の柔らかい奴がいるってのは、また面倒だな。
「分かった、取りあえずそっちに関しては政治班に任せる。何かあったらすぐに連絡を入れてくれ。コーネリアとも連絡を密にな」
『ええ。マブラヴ世界もようやく立て直してきたんですもの。ここでまた以前のように戻らせるというのは納得がいかないわ』
エザリアにしても、シャドウミラーに来てからここまで交渉を多くこなした国はないだけに、どうしても思い入れが強くなるのだろう。
いつもは冷静極まりなく、クールビューティーとすら言ってもいいようなその顔には、恭順派や難民解放戦線の自由にさせてなるものかという決意が備わっているように見える。
その後、10分程マブラヴ世界についての打ち合わせをしてから、通信を切る。
早速これから中東やアフリカの方へ手を打つのだろう。
……にしても、どうしても分からない。今のこの状況で、中東やアフリカ方面で恭順派や難民解放戦線が勢力を伸ばせる余地があるのか?
ただでさえ、今はBETAに対して連戦連勝といった形だ。つまり、世界中に生きる希望が溢れかえっている状態なのだ。
その辺、何かもっと深い裏がありそうな感じだよな。他の世界から情報収集要因として何人か借りる。そ
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