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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
心の温度
第15話
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読者なら解ると思うが、相手は勿論キリト。
リズベッド『成る程、通りで最近丸くなったと思ったわよ。』
アスナ『そっ、そう?』
アスナはおぼつかない言い方でリズベッドに聞いた。
リズベッド『そうよ??第一、昔のアンタなら、こんな平日に攻略をサボるなんて考えられないし。』
アスナ『そう?やっぱり、彼から影響受けてるのかな?』
リズベッド『相手はどんな奴よ?』
リズベッドはアスナを変えた相手について聞いた。
アスナ『結構強い割には、いつもパートナーで槍使いの女の子とベッタリだし、おまけにマイペースな性格で……。』

アスナが言う女の子とは、キリトの相棒のサチのこと。

リズベッド『槍使いの女の子?ひょっとして、〈青の槍壁〉の異名を持つサチのこと?』
アスナ『えっ、リズ知ってるの??』
リズベッド『知ってるわよそのくらい??54層のフロアボスを奥義技で撃破したって言う子でしょ??』
アスナ『うん、そう。』
リズベッド『半年くらい前に、35層で中層プレイヤーを叩きのめしたって話を知らないの??』
アスナ『えっ、全然知らない。』

リズベッドが言っているのは、第6話の一件のこと(詳しくは、第6話を参照)。
アスナはその一件を知らないようだ。

リズベッド『ちょっと待って、〈青の槍壁〉と一緒にいる奴って…、まさか、〈黒の剣士〉のこと??アンタが好きな奴って??』
アスナ『うっ、うん……///。』
アスナはリズベッドからの問いに首を縦に振った。それを見たリズベッドは驚いた。
リズベッド『嘘っ、だって〈青の槍壁〉って、アンタが目の敵にしている〈俊足の槍突〉の異名を持つ子でしょ??デュエルでアンタを負かした子。』
アスナ『確かにそうだけど…、プライベートでは、仲の良い友達みたいな子だから。』
リズベッド『ヘェ〜、ソイツの相棒ね。まあ〈黒の剣士〉だったら、アンタより強いのも、納得が出来るわ。』
アスナの言葉にリズベッドは納得した。

アスナ『ハイ、お金。』
リズベッド『毎度。』
アスナはリズベッドに代金を払い、リズベッドはそれを受け取った。
リズベッド『ねえ、ソイツ今度連れて来なさいよ。』
アスナ『うん、そうする。じゃね??』
リズベッド『じゃあ』
アスナはそう言って工房を後にした。

その後…、
リズベッド『アスナはイイなぁ。好きな人がいて…私も彼氏とか欲しいな……』
リズベッドはこう呟いた。リズベッド自身、SAO内で口説かれたりされた事は多々あったが、皆自分の好みではなかった。
だからそう言う意味で、リズベッドはアスナが羨ましかった。

だが、今は仕事が忙しいのでそういう訳には行かない。そしてリズベッドは作業を続けた。

そしていつの間にか、リズベッドはカウンターで爆睡してしまった。
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