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ダンジョンに転生者が来るのは間違っているだろうか
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スウィード、どうした?」

俺がリビングでハーチェスさんたちと寛いでいると、上半身裸のスウィードが上の部屋からかけ降りてきた。
確か、スウィードはバルドル様にステイタスの更新をされていたと思うが……

「ああ、なるほど。 そのことね」

何やら、分かったような顔で頷いているハーチェスさん。
他の面々も同じようにわかった顔をしていた。
と、ここで俺も気付いた。

「あれか、ステイタスの伸びが凄い、だろ?」

「は、はい! 自分でも何でこんなに伸びたのか……あの、これが普通なんですか?」

「んなわきゃねぇだろ」

ヒルさんの言葉に一蹴される。

そう、ヒルさんのいう通り、んなわきゃねぇのだ。
普通、【ステイタス】というものはこれほど簡単に上がるものではない。
それが一度の、しかも小遠征でここまで伸びたのだ。
……はい、俺のせいですね

「じ、じゃぁどうしてこんなに……」

「僕にも分からないんだよねぇ」

と、そこへスウィードの後を追ってきたのかバルドル様が上の部屋から降りてきた。

「何でかは知らないけど、僕の眷族の子供達は皆成長が早いんだ。 おかげで神会(デナトゥス)じゃ他の(やつ)から【神の力(アルカナム)】を使ったとか言われる始末だ。 ……まぁ、どおせ式絡みのことなんだと思うけどね」

「ハハハ、カミサマ、キメツケハヨクナイヨー」

「式、動揺が隠しきれてないっすよ」

「……とにかくだ。 成長が早いってだけで良いことなのには変わりはない。 驚くのも分かるけど、これが【バルドル・ファミリア】(うち)だと思ってよ」

「わ、分かりました……」

「それと、口外はしないようにね。 色々と面倒だから」

最後にバルドルが付け加えると、それじゃぁ続きだ、と言って団員の【ステイタス】を更新していく。
俺が呼ばれたのは、ハーチェスさんの次、最後だった。

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ナンバ・式

Lv5

力 C 634→C 698 耐久 E 486→D 528 器用 C 679→B 703 敏捷 B 782→A 825 魔力 B 793→A 801

スキル

武士英霊(アサシン)

・長刀を扱う技術
・燕返し

槍兵英霊(ランサー)

・二槍流の技術

魔法

【ナイト・オブ・オーナー】

・物質強化
・物の私物化
・かけたものを扱う技術の修得
・詠唱式【騎士は徒手にて死せず】

【ゴルディアス・ホイール】

・召喚魔法
・騎乗の技術
遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)
・詠唱式
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