暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1000話
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正確にはオーストラリアの軍と国連軍が共同で作った形だな。
 雇用対策という面もあったらしいから、それを考えれば確かに俺達が一気に作り上げるよりは良かったのだろう。
 その雇用対策というのが事実なら、だ。
 いや、オーストラリアに関しては恐らく本当だと思う。俺達シャドウミラーの基地があるという関係から、多くの移民が集まってきているし。
 そうなれば当然働く場所が必要になり、基地の改修というのは大規模な雇用場所となる。
 まぁ、軍事基地である以上、一般人を雇うのは色々と制限があるだろうが、それでも世界中の戦術機が集まって鎬を削る場所だ。その広さは当然非常に広大になる。
 国連軍……正確にはアメリカにしてみれば、それ以外にも色々と企んでいる事はあるんだろうけど。
 ともあれ、何もない場所に基地を建設するのではなく、既にある基地を改修するという事になっていたので、1年も掛からずに改修が完了したんだろう。
 この基地改修に関しては戦術機もかなり使われていたらしい。
 俺がこの世界に転移してきた当初はそこまで余裕がなかったのだが、今はBETAが攻めてきた時の迎撃に関しては基本的にガン・ルゥとリニアガン・タンクで十分過ぎるしな。寧ろ戦術機は遠距離から攻撃する際に邪魔になる事もある。
 勿論、リニアガン・タンクとガン・ルゥは遠距離射撃専用の機種だ。戦術機にBETAが攻めてきた時に盾となるかのような仕事も期待されている以上は、完全に戦術機の出番がなくなるという訳ではない。
 寧ろ、以前の大氾濫の時のように大量にBETAが現れた場合は、戦術機の存在が大きな役割を果たす。
 遠距離射撃でBETAを一方的に倒すって事は、接近されれば手も足も出ないって事だ。
 ……ガン・ルゥの方は接近されてもある程度の機動力があって小回りも利くし、機体自体も軽いから何とかなるかもしれないが、リニアガン・タンクは完全に戦車だからな。
 そういう意味では、やっぱり戦術機が鍵になっているのは間違いない事実だ。
 もっとも、ハイヴ攻略が一番大きい仕事であり、そっちに対応してきているってのも事実なんだが。EF-2000はまさにそんな感じになっている。

「それで、各国の受け入れはいつからだ?」
「早いところだと、オーストラリアがなるべく早くって希望しているらしいけど」
「……まぁ、そうだろうな」

 国連軍の基地だとしても、ここはオーストラリアにある基地だ。更にオーストラリアは俺達との交流で国力も急激に伸びており、アメリカに追いつけ追い越せといった感じだ。

「その他の国々も結構本気でこのカリンダ基地に部隊を派遣しようとしているらしいわね」
「……目当ては俺達の技術、か」
「それは当然でしょう? そもそも、このプロミネンス計画自体が私達の技術を学ぶ為という一面
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