暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の義兄妹のありきたりな日常
嫉妬
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かオレの声が聞こえていないらしい。
とにかくオレは老人を安全な所に避難させた。


























sideウェンディ

「お兄ちゃん!!」
私は街の人の避難を終えお兄ちゃんを探していた。
すると目の前の河原にお兄ちゃんと一人のおじいさんがいた。
「お兄ちゃん、街の人の避難終わったよ。今はギルドにいる。」
「そうか。よかった…。このじいさんも服が焦げてるだけで怪我はしてねぇみたいだ。
とりあえず一度ギルドに戻ろう。」
「うん。」
そして、私たちはギルドに帰った。























ギルドに帰るとそこは街の人たちで埋め尽くされていた。
「みなさん!!原因が分かるまでギルドの中で待機しててください。」
「ルーシィ!!奥の医務室空いてるか?」
「タクヤ!!ウェンディも!!どこに行ってたのよ。さっきからもうてんやわんやで。」
「知ってる。実際に現場にも行ってきたからな。このじいさんからいろいろ聞くこともあるからな。」
お兄ちゃんはそう言って背中に抱えているおじいさんをルーシィさんに見せた。
ルーシィさんはすぐに医務室へと案内してくれた。
医務室に入り私は一応おじいさんに治癒魔法をかけた。
「落ち着いたか?じいさん。」
「あぁ…。おかけまさまでだいぶ楽になりました。ありがとうございます。」
どうやら普通に喋ったりできるようだ。
私は胸をおろすとお兄ちゃんはおじいさんが座っているベットの向かいのベットに腰掛けた。
「それでさっそくなんだけど、放火犯に心当たりとかはあるか?」
「いえ…。心当たりはない…いや、あの人…。」
「あるんだな。誰なんだそいつは?」
「今日の朝、店にフードを被った二人の男が来たんです。」
フードの男たちが今回起こった事件の黒幕なのだろうか、私はおじいさんの話を静かに聞く。
そこにナツたちが入ってきた。
「オイ!!なんだよコレ!!」
「ナツさん静かにしててください。」
「それであの時は確か…。」












『いらっしゃいませ。何かお探しですか?』

『少し耳に入ったんだがここに滅竜魔法を封じ込めた魔水晶があるはずだ。』









「「滅竜魔法を封じ込めた魔水晶!!?」」
私たちはそれを聞いて驚いた。
前に戦った六魔将軍のコブラが体内に滅竜魔法を封じ込めた魔水晶を宿していた。
ナツさんたちの話によれば前に妖精の尻尾にいたラクサスさんという人もそうだったらしい。
彼等は体内に魔水晶を取り入れる事で滅竜魔法を行使できるらしい。
世間では彼等の事を“第二世代
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