生きる者たちよ
[7/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
人は・・・」
エドルーシィの言葉を否定しようとするが、それよりも先にロキがエドルーシィに近寄る。
「やっぱりそう見える?同じルーシィだから、わかっちゃうのかな〜?」
キラキラしながらロキは言うが・・・
「あたしはチャラい男は嫌いだ!!」
「チャラ・・・!!」
エドルーシィにフラれてしまい、ロキはショックを受けていた。
「ハッピー・・・セシリー・・・」
「うわあああ!!」
「ヤバイよ〜!!」
倒れているシャルルを守っているハッピーとセシリーは、流れ弾が大量に飛んできてあわてふためく。
「ハッ!!」
「そりゃ!!」
しかしそれをエドウェンディとエドシリルが全て弾く。
「エドラスのウェンディ!!」
「それとシリル!!」
「俺はついでかよ!?」
エドシリルはハッピーとセシリーの自分への扱いにショックを受けている。
だがウェンディは気にした様子もなく、ハッピーたちに駆け寄っていく。
「あなたたち、エクシードね。大丈夫?一緒にいてあげようか?」
「ありがとう。でも平気、ハッピーとセシリーがいてくれるから」
するとウェンディはシャルルを持ち上げて岩場の影へとつれていき、岩に座らせる。
「私たちも近くにいるわ。何かあったら守ってあげる。安心してね」
ウェンディはシャルルに優しく話しかけ、王国軍と戦うシリルの元に戻っていく。
「エドラスのウェンディも優しいね」
「うん」
「そうだね〜」
ハッピーたちはウェンディとシリルの背中を見てそう呟き、二人が共闘している姿を見つめる。その二人の表情は、危険な状態なのに、笑っているように見える。隣にいる仲間と共にいるのが楽しいかのように。
「よかったね!エドラスのウェンディ」
「エドラスのシリルもね〜」
「二人とも・・・やっと会えたんだもんね」
三人はそんな二人を笑顔で見ていた。
一方、落下していく浮遊島の上で・・・
「私は永遠の魔力のために、負けられない!!」
「ぐあっ!!」
エドエルザはエルザの頭を地面に押し付ける。
「貴様の言う永遠は、どれだけの一瞬の犠牲の上にある!!」
「ぐあっ!!」
エルザはエドエルザを巴投げで後ろに叩きつける。
「押さえつけ奪い、威圧して奪い、他を憎み、他を滅ぼす」
「それが人間だ!!」
二人は同時に立ち上がる。しかし、エルザがエドエルザよりも早くパンチを入れる。
「人は、もっと人を愛するものだ!!大切な者たちのために立ち上がり、涙を流す者たちのために剣をとる!!」
エルザとエドエルザは互いに頭をぶつけ合う。
「お前はこの世界の
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ