生きる者たちよ
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ンドの妖精の尻尾のようであった。
「どこに行っても、騒がしいギルドなんだから・・・」
あきれたような口調で言うシャルルだが、その顔にはまんべんの笑みが見受けられる。
一方エルザは・・・
「はああああっ!!」
エルザに斬りかかるエドエルザ、しかしエルザはそれを足で持った剣で攻撃を防ぎ、そのままエドエルザを斬りつける。
「ぐっ!」
エドエルザはそれをテン・コマンドメンツで防ぐが、体勢の崩れたその隙にエルザは剣を足から手へと握り直す。
二人はそのまま互いに向かって飛び、剣と槍がぶつかり合う。
「スカーレットォ!!」
「ナイトウォーカー!!」
二人がぶつかり合ったせいか、大爆発が巻き起こる。二人はその爆発を中心に距離をとる。しかし、二人はかなり消耗したのか、肩で大きく息をしている。
「ここまで互角とはな・・・」
「互角?違うな。貴様はまだテン・コマンドメンツの最終形態を知らん」
エドエルザがそう言うと、テン・コマンドメンツは光を放ちながら形を変えていく。
「聖鎗、レイヴェルト!!」
その槍は先程までの槍とは一味違う、神秘的な槍へと変化した。
「エドラス最高の鍛冶屋が鍛えた聖なる槍。この一撃は天下を轟かす究極の破滅」
それを聞いたエルザも、自らの鎧を換装させる。その鎧は、ピンク色に輝く鎧。
「妖精の鎧!!この鎧がギルドの名を冠する由来は、言うまでもなかろう」
「最高の魔法と言うわけか。面白い!!」
「来い!!」
二人は互いに槍と剣を向けて、叫びながら突進する。
「「オオオオオオ!!」」
二人の意地と意地がぶつかり合ったとき、エクスタリアが砕けた。それと同時に、二人の最高の魔法が跡形もなく砕け散る。
「れ・・・レイヴェルトが・・・」
「よ・・・鎧が・・・」
二人は自分の槍と鎧が破壊されたことに驚きを感じたが、自らの乗っている浮遊島が沈み始めたことで正気に戻る。
「今の衝撃で浮遊島の浮力が失われた」
「もう互いに魔力も残っていない・・・それでも!!」
エドエルザはエルザに拳を向けて走り出す。
「貴様を討つ!!」
「ぐっ!!」
顔を殴られるエルザ、しかし、負けじとエドエルザの頭を殴り返す。
先程までの槍と剣のぶつかり合いから一転、勝負は肉弾戦へと持ち込まれる。浮遊島はなおも落下を続けている。
一方、シリルたちは・・・シリルside
『何度立ち上がろうと、貴様らはこのドロマ・アニムには勝てん!!魔力を持つものが世界を制する!!それがこの世界の
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