42ミカエルとアスカロン
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◇いのり
休日。
私は朱乃さんに呼び出されてある場所に向かっていた。ギャスパー君は常時赤龍帝の血の飴こと赤龍飴≠なめさせている。私が貧血で倒れる?そんなことあると思う?ヤマトがさせると思う?無い……血を倍加させ濃度極限まで高めそれをヤマトが異世界の食材を使って飴にしてくれている。
それと、ギャスパー君は無理強いはせず、自分のできる範囲で鍛えている。最初、ゼノヴィアが聖剣デュランダルを振り回そうとしたから真名に止めてもらった。
神社の石段のもとには、朱乃さんが立っていた。
「いらっしゃい、いのりさん」
にこやかな微笑みが眩しかった。
石段を上る俺と朱乃さん。
「ごめんなさいね、いのりさん。急に呼び出してしまって」
「別に………ギャスパー君を任せて貰ったけど、ギャスパー君に合わせた鍛え方しているから……」
長い石段を上りきると、そこには。
とても長い、地面につきそうなほど長い金髪をゆさゆさと揺らしながら、猫を追いかけている……私より年下の少女が居た
「はじめまして、赤龍帝、楪いのりさん」
私の勘違いで、なければこの少女が大天使ミカエル………現天界の長
「私はミカエル。天使の長をしております。ーーふふっ、このオーラ……懐かしいですね、まさしくドライグです」
勝手に納得されても………
◆
ミカエルと軽く挨拶を交わした後、朱乃さんの先導のもと、私とミカエルは神社の本殿に入っていく。進んでいくと……徐々に神社の中央から、攻撃的なオーラが発せられているのが分かった。
「実は、あなたにこれを授けようと思いましてね」
そういうとミカエルの手元にアスカロンが現れる。
「これはゲオルギウスーー聖ジョージといえば分かりやすいでしょうか?彼の持っていた龍殺し
(ドラゴン・スレイヤー)
の聖剣『アスカロン』です」
「これを私に?」
「はい。天界で管理していましたが、私達三大勢力のトップによって施された術式によって、貴方でも扱える様になっております」
試しに持ってみると軽い……ヤマトの十三聖剣よりも軽い
「………ありがとうございます」
「ええ、どういたしまして…時間も押しているので、此処で失礼しますね」
「はい。また、会談にて」
◆
ミカエルとの対談を経て数日が経ち、今日はいよいよ三大勢力の会談の日。
「い、いのりさん…緊張しますぅ…」
「緊張しないで……とは言えない……周りは気にせず飴なめてて?」
「は、はいぃぃぃ…」
本当ならギャスパー君はオカ研の部室で待機のはずだったが、飴をなめていれば大丈夫のことで、参加できることになった……
私達はリアスさんを先頭に三大勢力会議の会場の生徒会室に入る
続
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