第四十話【sts編】
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。例えどんな世界へと渡ったとしても】
【ソラ?】
【私達が関わることで変化したとしても、それを受け入れて責任を持って生きていかないと…じゃないといつまでたっても私達はそこに居て、でも生きていない存在になってしまう】
【そう…かな】
【そう】
【そうかもね、でも俺にはまだ何が最善か分らないよ。…でも、ありがとう。ソラ】
「ソラ、なのは。フェイトはそれでいい?」
「いいと思う。先ずは生活できなければ何も出来ないし」
「わたしは良くわかんないからお兄ちゃんに任せる」
「ねえ、さっきからアオ君の事お兄ちゃんって言ってるけど、それは?」
なのはが過去の自分とも言うべき存在が俺のことをそう呼んでいるのに疑問を感じたようだ。
「にゃ?お兄ちゃんはお兄ちゃんだよ?」
「いや、そうではなくて」
「家が隣同士なんです、赤ちゃんの頃からたびたび家に預けられていたせいかいつの間にか定着しちゃって」
「そ、そうなんだ」
なんか複雑そうな表情を浮かべるなのはさん。
その後この機動六課の隊舎に一時保護という名目で部屋を貰った。
貰った…んだけど…
「なんで大部屋!?しかも全員一緒!?」
「私がはやてさんに頼んだ」
「ま、まあ百歩譲って全員一緒は別に良いとしよう。だが何故ベッドがキングサイズのダブルベッドが一つしか置いて無いんだ!?」
「良くわからないけれど他の大部屋のベッドも相部屋なのに一つしか無いらしいよ?」
なんと…
「うわー、おっきーねーフェイトちゃん」
「うん」
なのははそう言うとベッドにダイブ。その上でポンポン跳ねている。
「なら新しくベッドをいれ…」
「そんなの買うお金ないよ」
「…そうでした」
「それに私達は大丈夫かもしれないけどなのはとフェイトは…ね」
「そうだな。まだ9歳だもんな」
「そうだよ」
嬉しそうにベッドで遊んでいるけど、それ以上に不安もあるだろう。
一緒に居る事でその不安を和らげられるならば…まあ、いいか。
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