第四十話【sts編】
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うにどうやら魔導師の就業年齢は低いらしいからこの世界で魔法を生かせば生活する事は出来そうだ】
【帰ることは諦めるの?】
フェイトが少し声のトーンを落として聞いてくる。
そんな事は出来ない。
久遠やアルフの問題もある。
一応久遠は魔力を自己生成出来るから、久遠から分けてもらえば最悪アルフが干からびる事は無いだろうが…
二人が暴走しなければいいんだけどね…
【いや、そんなことは無い。俺だって帰りたい、そうするにも地球に居るよりはこの世界に居る方が情報が得られそうだ】
そう言った俺の言葉に3人は少し考えてから。
【アオに任せる】
【わたしも】
【私はどうしたら良いか分らないから。アオが決めて】
ソラ、なのは、フェイトがそれぞれ返答した。
【そっか。わかった】
念話での打ち合わせを終了させてはやてさんに話しかける。
「出来ればで良いんですが」
「何や?」
「この世界に戸籍なんて物が有るかどうかは分からないんですが、そういった物を用意して頂ける事は可能ですか?」
「戸籍…ね。まあ、私もそこそこのコネがある。可能と言えば可能や」
「そうですか。ならそれを用意してもらって、何処か就職斡旋してもらえる事も?」
「職業の種類にもよるが可能や。でもそれってこの世界で生活する言う事なんか?」
「ええ。お願いしても良いですか?」
少し考えたあとはやてさんが了承の言葉を発した。
「了解や。身元引受人は私がなるわ」
「はやて!?」
「はやてちゃん!?」
「なのはちゃんフェイトちゃんちょっと落ち着き。何故地球に戻さへんのとか思っているかも知れへんけど、言うて見たらその地球かてあの子達からしてみたら別世界や、そんな所に無一文で送り届けたかて孤児院の世話になれへんかったら野垂れ死にやよ?」
「それは…そう、だね」
「…うん」
「取り合えず、保護と言った形で一時的に六課であずかるよ」
それはありがたい。ここに居れば帰還の可能性がぐっと上がるだろう。
しかし…それ以上に原作メンバーに関わるとどんなイレギュラーが起こるかわかったものではない。
そんな事を考えていると。
【アオ】
【ソラ?】
【また、難しい事を考えてる?】
【まあね、未来は決まってはいないとはよく言うけれど、もし決まった形の筋書きが存在するなら?この世界に関わるはずの無かった俺達というイレギュラーが混在した事でその調和を乱してしまうんじゃないかと】
【それでトリステインみたいに成ってしまうんじゃないかって?】
【まあ…ね】
【ねえ、アオ。そろそろ私達もちゃんとそこで生きているって自覚してもいい頃だと思う
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