第四十話【sts編】
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はって言うんよ」
「へえ、偶然ですね」
「苗字も高町って言うんやけど…」
「え?」
今度はなのはが驚く番だ。
「始めまして、高町なのはです」
そう言ってなのはさんは自己紹介をした。
「同姓同名!?」
「それだけやったら問題はないんや。ただ…」
「ただ?」
「コレ見てくれへん?」
そう言って俺達の前に一つのウィンドウが現れる。
そこには楽しそうにクリスマスパーティーに参加しているなのはの姿。
そこに一緒に映っているアリサとすずか。
この二人のほかにもう一人。
五人仲良くカメラに向ってポーズを取っている。
「これってわたしですか?アリサちゃんとすずかちゃんと…お兄ちゃんソラちゃん、この人知ってる?」
「知らない」
ソラがそう答えた。
「だよね、それにわたしこんな写真取った覚えないんだけど」
「そりゃそうや。だってそれは私らの子供の頃の写真やし」
「え?」
「それじゃあなたは」
フェイトが大きいフェイトさんに向かって名前を問うた。
「さっきも一応言ったと思うけれど。フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです」
「ハラオウンって確か」
と、ソラが一生懸命思い出そうと首をかしげる。
「クロノとリンディさんの苗字」
「そうだよね」
「今の言葉でさらによう分からんなったわ。同姓同名のなのはちゃんと、苗字の違うフェイトちゃん。あんたら一体何者や」
そう問いかけるはやてさん。
「その問いかけに答える前に、今西暦何年ですか?」
質問に質問で返した俺。
「西暦?いまは2015年位だったっけ?私らこっちに来てそれなりに長いからいまいち忘れてしもうたけど」
「え?それって本当ですか?」
「どないしたんや?」
「え?だって今年は2005年だよね?」
なのはがそう答える。
「は?まさか過去から来たとか言わないわな?」
「さて、それは分かりません。が、ここが俺達の居た世界の未来じゃないのだけは確かだと思います」
「どう言うことや?」
「さて、なのはさん、幾つか質問があります」
「あ、はい」
行き成り俺に声を掛けられて少し驚いて返事をするなのはさん。
「高町なのは。高町士郎と高町桃子の第一子。兄弟は恭也、美由希の三人兄弟の末っ子、で合ってる?」
「ちょお待ってや。末っ子なのに第一子っておかしない?」
「ううん。 合ってるよはやてちゃん」
「士郎さんの旧姓は知ってる?」
「確か…不破」
「「不破!?」」
ここでソラの苗字が出てきて驚いたのだろう、はやてさんとフェイトさんが声を上げた。
「士郎さんの
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