1部分:第一章
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だ。こう言ってきたのだ。
「ここまでの道中は大丈夫でしたか」
「はい」
礼儀正しくだ。御前も答えた。
「御護りして下さる方がおられたので」
「和田殿ですね」
「はい、あの方です」
和田義盛だというのだ。幕府に仕える重鎮だ。豪快であり謹厳な人柄で知られている・
その彼の護衛を受けてだ。道中は大丈夫だったというのだ。
そのことを聞いてだ。政子は微笑んで言った。
「それは何よりです」
「有り難うございます」
「ではゆっくりとお過ごし下さい」
政子は微笑み御前にまた告げた。
「この鎌倉は何もありませんが」
「ですがそれは」
「いいのです」
遠慮しようとする御前にだ。政子はまた優しく告げた。
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