マブラヴ
0999話
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来ている』
「へぇ」
思わず感心の声を上げる。
ソ連もいよいよ本気で動き出したか。
オペレーション・ルシファーで国内のハイヴを1つ攻略出来たのがやはり大きかったのだろう。
だが……どうするべきか。
ここでソ連に対してガン・ルゥのライセンス生産を許可してしまえば、ソ連は大量にガン・ルゥを生産するだろうう。
それ自体は構わない。いや、マブラヴ世界の状況を考えれば歓迎すると言ってもいい。
しかしソ連一国が力を付けると、絶対に面倒臭い事が起きる。
となると……
そんな風に考えながら視線を政治班のいる方へと向けると、それを待っていたかのようにレオンが口を開く。
「アクセル代表が心配しているのは、戦力を増したソ連が妙な行動を起こさないかどうか、という事ですね?」
「ああ。これまでの経緯を考えると、な」
「では、他の国にもライセンス生産を許可するというのはどうでしょう? それならば、ソ連一国だけが突出した戦力を持ち合わせる事になりませんし、マブラヴ世界全体の戦力も向上します」
……なるほど。確かにそれはありと言えばあり、か?
「……分かった。レオンの意見を採用する。ただし、イギリスに対しての説明はきちんとして、若干でいいから優遇してやれ。向こうが不愉快な思いを抱くと、色々と余計ないざこざが増える」
「はい、分かりました」
こうして、マブラヴ世界でのガン・ルゥのライセンス生産が決まる。
ちなみにウズミからはリニアガン・タンクのライセンス生産に関しても持ちかけられたが、残念ながらガン・ルゥよりも数段高い技術が使われているので、今のマブラヴ世界では難しいんだよな。
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