マブラヴ
0999話
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ける必要性を見つけられない」
そもそも、向こうの世界の座標を探すとなれば駆り出されるのは当然技術班だ。
だがその技術班は、G元素の研究という最優先課題がある。
あるいはそのG元素の件が終われば、何人か回しても構わないが……少なくても、今この状況で技術班を動かす予定はない。
……ホワイトスターにキブツがなければ、もしかしたら最優先課題で門世界の座標を突き止めていたのかもしれないな。
『むぅ、そうか。さすがに無理を言う訳にはいかないか』
残念そうに呟くが、それでも言い募るのではなく、あっさりと退くのはさすがと言うべきだろう。
ものの道理を分かっていないような奴の場合だと、更に強硬に自分の言う通りにしろと命令してきて、結果的にこっちの印象が悪くなるのだから。
そうなれば、これから俺たちと付き合っていく上で損にしかならないと理解しているのだろう。
そもそも、今のオーブがSEED世界の盟主的な立場にあるのは、シャドウミラーの後ろ盾があってこそだ。もしもここでシャドウミラーがSEED世界から手を引けば、プラントはともかくロゴスやブルーコスモス辺りは何を企むやら。
間違いなく戦争を引き起こそうとするだろう。そうしてDESTINYの原作通りにユニウスセブンが落ちてくる可能性も……
いや、今のロゴスにとって一番の邪魔者はコーディネーターよりもオーブか。
そうなると、ユニウスセブンの落下地点をオーブに向けて、オーブを消滅。それをコーディネーターの仕業だとして、再び宣戦布告する。……そんなところか?
勿論オーブとしても、俺たちと同盟関係にあるからといっても防衛戦力の全てをこちらに任せている訳じゃない。
例えばアークエンジェルがあるし、水中でM1アストレイを使えるような装備も開発している。当然新型MSの開発も進んでいるだろう。
だが、それでも……オーブだけの戦力でロゴスに対抗出来ないというのは事実なのだ。
確かにオーブ軍は精鋭が揃っている。それは間違いない。だが同じ精鋭でもシャドウミラーの精鋭とは大きく異なり、質で量を覆す事は出来ない程度の精鋭でしかないのも事実だ。
……そういう意味では、やはりシャドウミラーは色々な意味で異常なんだろうな。
「他に何か質問のある者は?」
『今回の件についてではないが、いいか?』
そう告げてきたのは星刻。
「ああ、問題ない。折角こうして各国の代表も集まっているんだ。ならこの機会に話しておくべき事は話しておいた方がいい」
まぁ、映像でのやり取りが出来る以上、それ程距離やら時間やらは問題ないならないんだけどな。いざとなれば普通に連絡が取れるし。
『そうか、助かる。実はマブラヴ世界のソ連からガン・ルゥのライセンス生産を許可して欲しいという要望が
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