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スレンダーマン?がダンジョンに潜るのは間違っているだろうか
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らないが、しっかりと洗ったのでたぶん大丈夫だろう。ヒルコ様の部屋は私の部屋と洗面所を挟んだ反対側だ。ドアの前に立ちノックをすると「どうぞ」とヒルコ様のきれいな声が聞こえる。その言葉をしっかりと聞き取ってから、私はドアを開ける。
「おはようございます!ヒルコ様。早速ですがこれからギルドへ行こうと思うのですけど・・・」
部屋に入るなりヒルコ様が驚いたようにこっちを見ているのが判る。何かと思っているとすぐ原因がわかった。上着を着てくるのをすっかりと忘れてしまっていたようだ。
「失礼しました。服を着るのを忘れてました」
「ちょ、ちょっと待った。」
ヒルコ様に呼び止められる。この貧相な肉体を晒しつづけるのはさすがに気まずい。
「君の背中のそれは何だい?後そんな顔だったっけ?鏡は・・・そうか、私が持っているのしか無かったな。」
と、私のほうに鏡を差し出してくる。そこには──
──変わり果てた私の姿が映っていた。具体的には首から上の肌が真っ白になり、顔があった部分には鼻のような膨らみのみが残っている。さらに背中のほうには二対計四本の真っ黒な触手が生えているのが確認できた。
「きみってひょっとして
亜人
(
デミ・ヒューマン
)
だったのかい?
人間
(
ヒューマン
)
だと思っていたのだけど・・・」
「・・・な」
「な?」
「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
朝の閑静な住宅街にヤスの叫び声が響き渡った・・・
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